2018/07/22(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組「体操ニッポン 金メダルへの闘いは 今」[字]
そういうのが 全然分かんなくて。
まあ やっぱり みんな 成功してて
自分だけ 失敗してたんで→
本当に チームに迷惑かかってるのが
すごい分かったんで→
すごい申し訳ないという
気持ちでした。
得意のゆかでは 高いレベルで→
難度と完成度を保ってきた内村ですが→
つり輪では そのどちらも
達成できませんでした。
演技構成を見直す必要性に
迫られました。
♪♪~
目標としてるAスコアを上げるという事が まず一つ。
しかも Bスコアを
落とさずにというところがね→
これが やっかいなもんで。
だから その兼ね合いがいつも考えながら…→
A 入れたけども… 入れた以上に
大きく減点されてるようじゃ→
入れない方が よかっただろうって
なりますから。
だから 目標達成というのは→
AとBっていう 合わせたもので見ないといけないですよね。
いつもの練習場所に戻った内村。
A得点とB得点のバランスを考え演技構成を探り始めていました。
EやFなど 難度の高い技を
組み込みながら→
完成度を落とさない演技構成を
目指します。
♪♪~
内村は 組み合わせた技を繰り返し試します。
♪♪~
模索が続いていました。
A得点を上げる事に
力を入れているのが→
中国の体操です。
オリンピックではどんな演技を見せるのか。
中国代表選手が出場する大会が
天津で開かれました。
中国の代表選手6人です。
去年の世界選手権と5人が同じメンバーです。
A得点を上げる事に
力を入れる中国。
更に その得点を上げていました。
つり輪のエース…
演技の始まりは 上半身の力だけで
中水平に持っていく F難度の技。
そして ホンマ中水平。
内村が合宿中に取り組んでいるF難度の技です。
去年よりも F難度の技を
一つ増やしていました。
A得点が高くないと
チャンピオンにはなれません。
ですから 難度の高い技を
積極的に取り入れます。
難度は
まだまだ 上げる事が可能です。
A得点を上げる事に
強気な姿勢を見せる中国。
その流れは 幼い頃からの教育にも
見る事ができます。
天津市にある
体育学校を訪ねました。
国が予算を出し
天津市が運営しています。
この学校から
つり輪のエース 陳 一氷など→
世界チャンピオンが出ています。
選手を選考する基準は筋力がある事。
そして
身長が160cm以下の選手です。
身長が低いと
体をコントロールしやすく→
体操に向いていると
考えているからです。
ここ数年 体操の難度は
どんどん上がっています。
中国代表チームのために→
難度の高い技ができる優秀な人材を育てるのが→
私たちの使命と考えています。
4年前からこの学校で練習をしている→
この少年 12歳です。
身長は130cmと体操選手に向いた体格です。
難度の高い技に 早い段階から
取り組ませています。
今 取り組んでいるのが
十字倒立です。
日本では 早くても
高校生から練習を始める技です。
D難度の技を 12歳でこなします。
着地は 2回宙返り。
アテネオリンピックで
冨田が使った技です。
この少年は 二十歳を迎える
8年後のオリンピックを目指して→
練習を続けています。
僕は 世界チャンピオンの技や姿勢などを→
手本にしています。