2018/07/23(月) 16:47〜17:53 ten.【夏休みスタートも酷暑続く…子どもに忍び寄る危険】
高田さんのバイクを執ように追尾。ほぼ減速することなく、
時速およそ100キロで、
追突した様子が映っていたということです。
さらに、
追突したあとにはこんな声が記録されていました。
>>はい、
終わり。
>>警察はこうした経緯から、
殺意があったと断定しました。しかし、
中村被告は、
相手を殺害しようと思っていたわけではありませんと、容疑を否認。
そしてきょう、
大阪地検堺支部は、
中村被告を殺人の罪で起訴しまし
た。
いわゆるあおり運転に殺人罪が適
用されるのは極めて異例のことで
す。
重大な事故につながる危険性があり、近年、
社会問題化しているあおり運転。
>>危ない、
危ない。
>>去年6月には、東名高速道路
で、危険な運転で死亡事故を起こ
させたとして、
あおり運転を行った男が、
危険運転致死罪で起訴されています。
警察庁はことし1月、あおり運転
について、
全国の警察に、
危険運転致死傷罪などの重い罪で厳正に捜査するよう、通達を出す
など、対策に乗り出しています。
こうした厳罰化の動きについて専門家は。
>>そもそも危険な行為をして、
事故が起こるっていう、
そういうケースも過失で処理され
ていいのかっていうね。
その部分を適切に、
法的に評価してほしいっていう、
そういう要求が強かったので、
殺人という評価を下されるということも、
これは私は不思議なことではない。
>>この流れというのは今後も続くと?
>>もちろんそうですね。
>>包丁振り回して、逃げてるやつを追っかけていって、それで刺
したのと一緒なんで、
それがたまたま包丁が車やったかっていうだけのこと。
通り魔みたいなものやなと。
>>22歳の前途ある青年の命を、
>>単純に車とバイクを比較して
みても、
バイクのほうが断然弱いわけで、
そう考えてみても、本当に悪質ですよね、奥野さん。
>>そうですね。
もう車って、私も運転をしますけれども、
車が凶器であるということをね、
運転している人はもう一度、
再認識しなければいけないし。
ドライブレコーダーに残っていたことば。
もう本当に悪意があるとしか思え
ないですからね。
>>きょうこれをニュースで取り
上げる大きな理由は起訴、
つまり検察庁がね、逮捕したとき
の罪と変わることはよくあるんで
すけど、検察庁がこれはもう、
裁判で有罪にできるという判断をして、
しかもそれが殺人だということな
んですが、こちらご覧いただきま
す。
あおり運転を巡るというのは、
殺人とよく聞くのは、
危険運転致死というのはありますが、
これは明確な違い。こちら死刑、
無期もあります。
こちらは有期刑と書いてあるんで
す。
つまり刑の上限が20年かもしれ
ないし、30年かもしれませんけ
ども、いずれにしても無期と死刑
はないんですね。
殺人にするためにはこれがありま
す。
法律でよく言われますが、意をも
って殺そうとした、
つまり殺してやろうという意思が
明確であったということを裁判で
立証できるかどうかということに
なるんですが、今回は、今までと
明確にこれが違います。どうぞ。
あおり運転というのは、
結論から言ってしまうと、
被害者自身が追い詰められて事故を起こすんです。
だから距離を詰められる、
後ろからぱっぱ鳴らされる。そして今までの事故は、
被害者自身が高速道路で止まっち
ゃう、危険ですよね。
そして道路を外れてしまう、
あるいは対向車線に行く。
後ろから悪質なことをした人間は、