教室の先生をしてるんです。◆柿の葉寿司の？
◆教室をずっとしてこられた方な
んですよ。
◆柿の葉寿司をつくってるんです
か。
ちょっと１回、食べさして。
おいしいんちゃうの？◆私はサバしかつくらないんで。
◆俺、サバ、好きやねん。
いいの？◆どうぞ、
お召し上がりください。
◆うまっ！
◆広めたいと思いまして、奈良県
は、
柿の葉寿司が郷土食なので、

誰でもつくれるようになっていた
だきたいなと思って。
◆あと、結構、
交友関係が広い方なんでね。
◆ということは、それも利用価値
がありますよね。


◆あっ、そうですね。
◆いやらしいなあ。
よろしく頼んまっせ。
◆でも、あんまり忙しくなったら
困りますんで、ぼちぼちで。
◆何ちゅうこと、言いまんねん。
そうですね。ぼちぼちと。
何よりも毎日が楽しくて、
あした、あさってが、
希望に満ちる、
これが一番、今まで苦労した中で一番うれしいことですよね。
◆一番うれしいことですね。
◆これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
◆どうも。
◆社長令嬢から一変。
借金に離婚と激動の人生を歩んだ
東川（うのかわ）さんですが、
“宮司”になった今は、
もう“ぐうじ”けません。
見つめるのは１０００年先の
豊かな未来なのです。
◆彼氏とかいないんですか。
◆どうでしょうねえ？
◆いるんかいな？
◆いてるんかいな？◆神様が…。
◆何を言うてまんねん。
うそをつくから、そうなるんでしょう？
彼氏、いるんでしょう？

◆神様が私の大事な方ですので。ということにしときましょう。
◆神様が宮司さんの恋人ですか。
◆ということにしておきましょう。◆ということにしておきましょう
って、絶対いてるわ。
◆恐れ入りました。
◆はい、ということで、
葛木御歳神社（かつらぎみとしじんじゃ）なんですけど、
２０００年というすごい歴史のあ
る
神社だそうですけどもね、
その東川さんでいらっしゃいます
けれども、大企業の社長令嬢とい
うことで、
贅沢三昧というか、
お父さんにも随分と援助をしてもらったりして、
何不自由なくやっていたんですが、
何と４０歳を超えたころにお父さんの経営した会社が倒産をしてし
まう。
これによって人生がもう
全くがらっと変わってしまうんで
すね。
そんな生活が１年以上、続いたん
ですけれども、そのときに、
たまりかねて、この神社の境内に
入って
願かけをしていたと。
◆旦那さんのご実家？◆ご主人は
芸術家なんですよ。
絵を描いたりとか、
そういうような方で、

それはそれですばらしいんですけれども、
収入のほうでなかなか大変なんで、神様にですね、
旦那さんと別れるなら、
私に仕事をくださいと。別れない
ほうがいいなら、
旦那さんに仕事をくださいという
ようなことを言ったら、神様が
仕事をしたほうがいい、
別れて、
それで、仕事をしようというふう
に決めたところが
実はこの神社の再建であったとい
う。
それで一生懸命やりまして、
１０年足らずで
インターネットの仲間を集めまし
て、
神社ってね、
とにかくお水、
手を洗うところがあるじゃないで