きのう一日で全国でおよそ1400人が熱中症の疑いで救急搬送さ
れました。
続く猛暑。
暑さを避けようとしてか、タクシ
ーの利用も急増しているといいま
す。
>>こちらのタクシー乗り場には、
暑さを逃れて目的地に直接向かお
うと、多くの方が列を成していま
す。
そして、ふだんはずらっと並んで
いるタクシーが、きょうは非常に
数が少なくなっています。
>>回転が速いかな。
そんなような感じでね。
>>お客さんが乗ってきたら、
とにかくもっと効かせる。>>冷房を?
>>冷房を。
だから、僕ら寒い。
>>エアコンの利いた車内は、確
かに快適。
サーモカメラで見ても、
車の中は青色に染まっています。ですが、
こうした車内環境でも注意が必要
だといわれていることがあります。
それが。
エアコンの使用で、
狭い車内空間は非常に乾燥。
さらに、
車の窓から太陽の熱を浴び、
体の水分が失われ続ける状態になるといいます。
すると渋滞など、長時間の運転で、
気付かないうちに深刻な脱水状態になるというのです。
旅行や帰省などで、
道路が混みあうこれからの季節、涼しい車内でも、こまめな水分補
給が必要です。
この街の暑さを和らげようと、大阪市はある対策に乗り出していま
す。
>>JR福島駅前です。
こちらにずらっと続いている歩道、
一見、普通の歩道に見えますが、
実はこのブロックに、
ある秘密があるんです。
>>160メートルにわたって続
く、
歩道に隠された秘密とは。
>>こちらが普通のブロックなんですけども、
このブロックよりも水を保水する
能力は非常に高いブロックになっ
ています。
ブロック自体の温度も下げますし、その周囲の、
外気の温度も下げていくというよ
うな効果がある。
>>大阪市が、この場所に3年前
に導入した保水性ブロックです。
普通のブロックと違い、
中にある小さな隙間が土と同じように水を吸収。
その保水力で打ち水のような冷却
効果を持続させることができると
いうのです。
>>現在、
午前11時をすぎたところです。
画面から見て左側が保水性のブロック、
そして右側が通常のブロックを使
った歩道となっています。
これから水をまき、
温度の変化にどのような違いが出るのか、
確かめてみたいと思います。
>>ブロックに水をまいてから10分が経過。
普通のブロックは、すでに乾きま
したが、
保水性ブロックはまだ湿っていま
す。
>>温度を測ってみますと、
こちらは、
現在47度。
そしてこちらは40度と、
7度の差が出てきました。
>>さらに30分たっても、
保水性ブロックはご覧のとおり湿
ったまま。
冷却効果が持続していることが分
かります。
しかし、
この保水性ブロックは通常のブロックに比べ、
コストがかかるため、
まだ大阪市内の5%程度にしか導入されていません。
連日の猛暑に悩まされることしは、
その必要性が見直されるきっかけ
になるかも知れません。
>>このようにね、増田さん、
もう動物たちもぐったりしてしま
っていますけれども、暑い日続き
ますね。
>>今の保水性のあるブロック塀なんて、
この動物園とか行ったら、動物も
土じゃなくて、
下がコンクリートのおりとかある
じゃないですか、ああいうところ
にも応用していったら、できたら