>>ディレクターのひと言で今まで手加減していた櫻井選手がつい
に、本気モードに。
>>全然見えない。
いたっ!
>>痛い!
速い。
あー。
>>残り時間は1秒74。
あと僅かと思った、そのとき。
>>今、
0.2秒で突かれたということですか?
>>そうそうそう。
>>めちゃめちゃ速いですね。>>なんと、僅か1秒にも満たな
い間に、こん身の一突き。
まさに、
電光石火じゃ。
>>ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
いやー、3分ですよね?
今ので。
おもしろい。
>>京都市出身、
車いすフェンシングの櫻井杏理選手。
中谷とは同級生。
お肉が大好きだということで、2人仲よくランチタイムじゃ。
>>わー。
櫻井さんはやっぱり、お昼からがんがんステーキ召し上がるんです
か?
>>お肉が多いですね。
>>へえー。
>>おいしい。
>>いい笑顔。
よく行くお肉屋さんとか、焼き肉とかが多いんですか?
>>イオンモールにステーキ屋さ
んが入ってるんですけど、そこが
多いですね。
>>イオンモールのステーキ屋さ
ん?
>>いきなりステーキ。
>>ああ!何グラム食べるんです
か?
>>ふだんは450です。
>>えっ?
すごい。
450?
>>男子選手と同じ量を食べてま
すね。
>>今はこうして、
こころからの笑顔を見せてくれておるが、ここまでの道のりは、
とても厳しいものじゃった。
もともと高校時代までは陸上の長距離選手だった櫻井選手。
しかし、20歳のとき、
腰のヘルニア手術の後遺症で、
突然、車いす生活を余儀なくされ
ることに。
>>まあ、
当時はやっぱり、
相当苦しみましたし。
>>受け入れざるをえない状況になったときに、前を向くきっかけ
になったものって、なんですか?
>>特に車いすフェンシングと出会ってからは、
本当に障害者アスリートとして、
いかに障害と向き合うかっていうのが、結果、求められてくる部分
なんで。
障害…っていう意味でも、車いすフェンシングとの出会いは大きか
ったかなと思っています。
>>受け入れ難い現実と向き合う中で、車いすフェンシングが、一
筋の光となったんじゃのう。
>>東京パラリンピックっていう
のが自分の国であるっていう意味
で言うと、一番そこで、いろんな
目標をたぶん掲げられていると思
うんですけれど。
>>自分の人生の中で、最初で最
後の機会ではありますし、もちろ
んやっぱり、
東京2020年の舞台で頂点に立ちたいっていうのは、
もちろん大きな目標の一つではあ
りますけど、
そこに行き着くために、
まずはことしから開催される選考期間で、
着実に勝っていって、そこで結果
を出すことで、
日本の皆さんにも車いすフェンシ
ングっていうのを認知していただ
いたうえで、
東京の舞台で戦えるようにっていうのが、一番の目標ですね。
>>困難にぶつかっても人はこん
なにも強くなれるものなのか。
櫻井選手の思いが届く日を、楽し
みにしておるぞ。
>>どなたかいい方、
いらっしゃらないんですか?>>なかなかいないですね、
好みのタイプの人が現れないです
ね。
>>好みのタイプの人?
>>筋肉質な人じゃないと。無理で。
>>なるほどー。
>>細マッチョとか、いいんですよ。
がちなやつで。理想は室伏さん。