2018/07/26(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「“ともに、生きる” 障害者殺傷事件 2年の記録」[字][再]
自身も障害のある…
立場の弱い人を排除し
多数の意見が正しいとする→
今の社会には
発想の転換が必要だと指摘します。
事件は それまで
障害者と無縁だった人たちにも→
変化をもたらしています。
短大で 社会福祉を学び始めた…
事件当時は 高校生で→
被告の主張についてはほとんど知りませんでした。
今年5月 指導教官が
植松被告と接見すると聞き→
自ら希望して
接見に立ち会いました。
…と繰り返しました。
今月 佐藤さんは授業で障害者施設を初めて訪れました。
重い知的障害のある人など
70人以上が暮らしています。
一人の女性に話しかけた
佐藤さん。
しかし 何度 声をかけても
アルバムをたたき続けるだけです。
ところが 福祉が専門の
指導教官が声をかけると…。
佐藤さんが話しかけた時と
違う反応が返ってきました。
先生の大学の学生さん。
佐藤さんね。
事件を機に→
新たに障害者支援の仕事に就く決断をした人もいます。
愛知県に住む…
事件当時 自動車の部品工場で働いていました。
単純な作業の繰り返しで→
生きる意味に悩む事さえあったという勝田さん。
殺人という行為は
許せないものの→
植松被告の言葉が
自分自身にも重なったといいます。
ところが 事件の5か月後。
(ラジオ)「12月16日」。
ラジオに出演していた→
障害者とともに働く男性の言葉を 偶然 耳にします。
勝田さんは→
ラジオで話していた人に連絡を取りました。
こんにちは。
訪ねたのは 横浜でパン屋を営む…
パン!
高崎さんの店では→
重度から軽度の知的障害がある人
およそ40人が働いています。
ベトナム ハノイ ホーチミン
フエ ホイアン ハロン…。
養護学校で 30年以上
教員を務めた高崎さん。
8年前→
障害のある人が 働きながら地域との接点を持てるように→
店をオープンしました。
高崎さんに勧められ一日 一緒に働いた勝田さん。
気付かされた事がありました。
去年10月。
勝田さんは
重い障害のある子どもたちを→
支援する仕事に就く事を
決めました。
障害のある人と 毎日
接するようになった 勝田さん。
折に触れ 高崎さんに
悩みを相談しています。
行ってきま~す。
(勝田)はい 行ってらっしゃい。
一日一日を
作り上げていった先に→
どんな風景が見えるのか。
模索は始まったばかりです。
19人の命が奪われた
障害者殺傷事件。
現場となった施設には→
今も 犠牲者を悼む人たちが訪れています。
植松被告との接見を終え→
社会に向けたメッセージを書き始めた 最首 悟さんです。
娘の星子さんは→
毎週 お気に入りのある場所に通っています。
商店街にある 小さなカフェ。
地元の人たちも集まる店内。
その一角に 星子さんの
お決まりの場所があります。
20年近く重ねてきた
日常の光景です。
重い障害のある人たちに→
どんな意思がありどこまで近づく事ができるのか。
最首さんは 娘との41年間で→
自ら問い続けてきた事をつづり始めています。
人が ともに生きる意味を
投げかけたいと考えています。
タコがいいしね。
タコ!
社会に芽生えた兆しを→
私たちは確かなものにしていけるのか。
障害者殺傷事件から2年の