言われる事 多いですね。
(堀口)確かに言われてみれば→
私 おじいちゃんすごい無口な人なんですけど→
おばあちゃんに 「何で
おじいちゃん選んだの?」って→
聞いたら
無口で真面目そうだったからって。
(山本)そうですよね。
だいぶ 今と違う選び方だなって。
だってね 無口同士のカップルって
つらそうですけどね→
今の感覚からしたらね。
(ゆうこす)どうやってコミュニケーションとるんですか ほんとに。
だから 誰にもとらなくて
いいんじゃないですか?
それが コミュニケーション?
とらない コミュニケーション。
あうんの呼吸で
分かり合う→
そんな関係は
古き良き時代のものなのか。
「コミュニケーション能力」は→
新卒採用にあたって→
多くの企業が
最も重視する能力。
15年連続の1位だ。
「主体性」「チャレンジ精神」を大きく引き離し→
社会が要求し続ける
「コミュ力」とは 一体。
今 仕事の場でも サービス業が
こんだけ たくさんありますし→
結婚も 恋愛結婚ばっかりに
なったりして→
まあ コミュニケーション能力が→
ほんと あらゆるところで求められてしまうっていう。
じゃ この流れは しょうがないと
いえば しょうがないんですかね。
ある意味では 世界のすう勢と
言えるかもしれませんね。
とにかく 価値感が
今 多様化しすぎていて→
これに従えばいいっていうような
ルールが見えにくいですよね。→
だから そういう中で 自分たちで
コミュニケーションしながら→
そのルール 見つけたりとか→
作っていかなくちゃいけないので→
ある意味では
まあ しかたがない面は→
確かに
あるのかもしれませんよね。
でも何か 企業って→
コミュニケーション能力がある人欲しいって言いながら→
でも 実際 結局…
だって 堀口さんもだから 会社 辞めたんでしょう?
(堀口)えっ 「だから」っていう…。
いや 分かんないんですけど→
やっぱりそれ 窮屈さが
やっぱり あったんですか 何か。
窮屈さというか 私は 方向性が
違うから辞めたんですけど→
会社の組織の中にいて
感じたのは→
会社って ほんと面接の段階から→
ものすごい コミュニケーション能力見るじゃないですか。
下手したら…
会社のニーズとしては→
これまでの既存事業を
やってきたけど→
新しい事やりたいっていう
会社が多いじゃないですか→
この変化の時代に。
だから そういう人を求めてるのかなっていうのは→
感じてましたけどね。
そもそも 今って だから→
コミュニケーション能力と
イコールかどうか分かんないけど…
だって 研究者でさえも→
結局 研究って人と一緒に共同でやったりとか→
いろんな資金
取ってきたりとか→
何だかんだで そういう能力
多分 必要じゃないですか。
(山本)そうですよね ほんとに。
最近は 変人というか…
あるいは ほんとに変わり者で→
大学の中にいにくくなりますよね。→
だから 研究者として生きづらい
世の中になってますよね。
そうか 何もしないと
「学生に指導しない」とかって→
言われたりとか そんなふうに
言われちゃうんですか?
昔は指導しなくても
文句 出なかったんですけど→
今は とにかく 学生に
しっかりと勉強を教えたりとか→
進路の世話をしたりとか→
あるいは あまり要求しすぎずにちゃんと アドバイスをしたりとか→
そういう力も求められますよね。