(吉之助)チェスト 行け~!(一同)お~!
<幕府軍と長州軍が
激しい戦いを繰り広げた→
禁門の変。→
吉之助は [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩軍の総大将として出陣しましたが右脚を負傷。→
戦いは 幕府軍の
圧倒的な勝利に終わりました。→
しかし 戦火は
京全体に広がっていました>
(小松)皆の者
まだ終わっておらんぞ。
長州は退いても
火の手が迫っておる!
防ぎ止めるのだ!
(一同)はっ!
(半次郎)ほあ 握り飯が出来たど!
食べやんせ。
<[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩軍は
敗走した長州が残した兵糧米を→
焼け出された京の人々に
分け与えました>
(新八)もっと そっと運ばんか!
はっ!
<更に 吉之助の指示に基づいて→
負傷した長州兵を藩邸に保護し治療を施したのです>
(信吾)兄さぁ
脚は大丈夫でごわすか?
おいのこつは よかで
兵の手当てを続けろ。
分かいもした。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
<京の火災が収まったのは
3日3晩たった頃でした>
おいち!
あんた! あんた…!
おっと~う! おっとう!
おっかあ…。
何で こんな事に…。
こん人たちは どんだけ生きたかったじゃろのう。
どんだけ親を思い
子を思って死んでいったが。
(犬の鳴き声)
どこね!? どこじゃ? ふん?
あっ。 よかよか… こっち来い。
あ~ 生きちょったか。ああ~ よかったのう!
ああ 元気な子だ。
♪♪~
ふきどん。
(ふき)西郷様。
ないごて… ないごて こげな事に
なってしもたんですか!
教えてくいやんせ!
だいが悪かとですか!?
長州様ですか? ご公儀ですか?
そいとも…→
慶喜様ですか?
みんなじゃ。
おいも [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩も→
長州も 幕府も 朝廷も…。
♪♪~
(慶喜)これより我ら直ちに長州征伐にかかる!
今こそ
長州の息の根を止める時である。
この王城の地を
土足で踏みにじり→
畏れ多くも
天子様に筒先を向け奉った→
天下の大逆人なるぞ!
長州 許すまじ。
これこそが天子様のお望みである。
これは勅令じゃ!→
異を唱える者は断じて許さぬ。
(一同)ははっ。
<この勅命が下されたのは→
長州が京を去って間もなくの事でした>
西郷さぁ 困った事になりました。
一橋様が直ちに長州を征伐すると仰せに。
また戦をするち?
はい。異を唱える者は断じて許さぬと。
もしや 一橋様のところへ?
≪はい。
(新八)
吉之助さぁ 待ってくいやい!
(お虎)西郷はん
動いたらあきまへん!
また血が
ぎょうさん出てしまいます!
何べんも言うとるやないですか。
お虎どん 行かねばならん。
分かりました。 すぐに
お駕籠を呼びますさかい→
西郷はん はようお戻りなはれ。
おおきにじゃ。ほんまに気を付けておくれやす。
あっ! 痛っ あ…!
大丈夫でごわすか?大丈夫 大丈夫。
すんまへん!