2018/08/05(日) 20:00〜20:45 西郷どん(29)「三度目の結婚」[解][字][デ]


そん御方の名は?
糸さぁじゃ。 海老原 糸。
分かいもした。 調べておきもす。
♪♪~
兄さぁ ちゃんと人の話を聞いてくいやんせ!
琴 おいのこつは もうよかで
旦那が家で待っちょったっどが。
このまま放ってはおけもはん。

園さぁは もうじき→
赤子が生まれもす。 お産のあとは
ゆっくい休ませてやりたか。
じゃっどん
兄さぁは嫁を取らんし!
また そん話か。
女子と言い合いして→
勝てるはずがなか。
鰻とりに行っど。
(満寿)お邪魔致しもす。
(琴)満寿さぁ。
吉之助さぁ 岩山様と糸さぁが


御出世のお祝いに来てくれもした。
(琴)糸さぁ。
そいは わざわざ どうも。
久しぶりじゃのう。
こりゃ~ 立派な鯛じゃ! 酒も!
さあ どうぞ どうぞ。
どうぞ。
(雪篷)わしが持ちもんそ。
(直温)どうも。
(直温)西郷殿 ご活躍のお噂は
かねがね聞いちょいもした。→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻っておられるのを
聞きもしてな→
も~う 居ても立っても
おれんようになってしもて。
それは あいがとさげもす。
糸どんも あいがとな。
ご立派になられて。
んにゃ…。
吉之助さぁと糸さぁは
幼なじみだそうですね。
はい。
(吉二郎)妙円寺詣りで→
おいたちに交じって走られて
ほいで 糸さぁの足が→
わっぜ速かったで
下加治屋町が一番にないもした。
そうじゃったな。 ないごて女子は
郷中に入れんとじゃちゅうて→
男のなりをしてのう。

(吉二郎)じゃじゃ。
あっ そいから鯛ちいえば
昔 赤山先生から頂戴した鯛を→
台なしにして 糸さぁに
わっぜ叱られちょいもしたな!
食べ物を粗末にすっ人間が→
お国の将来を語っちおこがましか!
あんころから糸どんは わっぜ
はっきり ものを言うてくれる→
御方でごわした。
ほんのこてお懐かしゅうございもす。
糸さぁは 里帰りでごわすか?
いえ…。
実は 恥ずかしながら
糸は離縁されて→
岩山の家に戻っておいもす。
そうでございもしたか。
糸さぁ
恥ずかしがる事はあいもはん。
兄さぁも一度
嫁に逃げられちょっ。じゃじゃ!
吉之助さぁに ぴったりの方じゃち
思いもはんか?
(琴)ほんのこて こい以上
ぴったりの人はおいもはん!
糸さぁじゃったら
気心も知れちょっし→
家の貧乏のこつも
よう分かっちょっ。やめ。
そいに糸さぁは 昔っから

若さぁのこつを…。熊吉!
(熊吉)あっ んにゃ… その…。
そうでしたか。そいなら話は早かね。
ちょっ待ってくいやんせ。
私は 御出世のお祝いに伺ったのでございもす。
こいで失礼致しもす。
糸さぁ!だまし討ちのような事をして→
すんもはん。
私は 最初から吉之助さぁと糸さぁを→
引き合わせるつもりでした。
なんちな!
吉之助さぁが京や江戸へ行って
立派なお役目を果たすには→
国元で しっかい家を守る
妻がなくてはないもはん。
(2人)はい!
(満寿)吉之助さぁを支え→
家を守り
跡継ぎを産んでくれる嫁御が→
どうしても おらねばないもはん。