2018/08/06(月) 00:05〜00:10 5分でわかる「西郷どん」 第29回「三度目の結婚」[字]

♪♪~
(吉之助)もう幕府に
日本国を任せてはおけん。
(一蔵)幕府が守りたいのは
徳川家だけっちゅう事か。
日本国は
おいたちが守らんにゃならん。
そげな幕府なら 潰すしかなか。
(琴)さあ 兄さぁ腹いっぱい食べてくいやんせ。
お園さぁと こしらえもした。
あいがとのう。
(園)はい。
(琴)兄さぁ!
兄さぁも嫁を取ってくいやんせ。
(大山)よう言うた!
兄さぁが[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩におる間に
よか人を探しもんそ!
んにゃ おいは
今 そいどころじゃなかで。
(熊吉)そうじゃ そうじゃ!
「善は急げ」ち申しもんで。→
さあさあ 皆様
どんどん飲んでくいやんせ!
(久光)こいは どげんこっじゃ!?
ないごて また参勤交代を→
命じられねばいかんとじゃ!
先頃の戦で あまりにたやすく→
長州を ねじ伏せたもんじゃっで
幕府は思い上がっちょっとじゃ!
西郷 お前のせいじゃ!


仰せのとおりにございもす。申し訳ございもはん!
こんとおりでございもす!
お許し下さいませ!
お前… 泣いちょっとか?
何じゃ?
似合わん事をすんな。
ご機嫌取りや こびへつらいは→
吉之助さぁが
一番苦手な事じゃろが。
近く 一橋様は
再び長州を征伐するに違いなか。
そうなれば
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩にも出兵の命が下る。
ああ じゃっどん
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は 長州の味方につく。
おはん 気は確かか?
さんざん考えたが そいしかなか。
そいには まず
国父様のお気持ちを→
動かさんにゃならん。
そんためなら こびも売る。
謀もする。 偽りの涙も流す。
おはんの力を貸してくいやい。
考え直せ。
兄さぁは嫁を取らんし!また そん話か。
(雪篷)女子と言い合いして
勝てるはずがなか。
鰻とりに行っど。
(満寿)お邪魔致しもす。→
吉之助さぁ 岩山様と糸さぁが


御出世のお祝いに来てくれもした。
(琴)満寿さぁ。
(直温)恥ずかしながら糸は離縁されて…。
恥ずかしがる事はあいもはん。
兄さぁも一度→
嫁に逃げられちょっ。
(吉二郎)じゃじゃ!
吉之助さぁに ぴったりの方じゃち
思いもはんか?
(琴)ほんのこて こい以上
ぴったりの人はおいもはん!
(糸)すんもはん 私は…。
昨日は すまんかった。
糸どんさえ よければ
あん家に来てくれもはんか。
私は 子が産めんで
離縁されたとですよ。
そいでもよか。
糸どんじゃっで言うが→
おいは今 とんでもなかこつを
しようちしちょっ。
民のための国っちゅうもんを
つくりたか。
みんなが 笑って生きていける国を
つくりたかとじゃ。
糸どんなら おいの志を
分かってくれそうな気がして。
一人でも分かってくれる人が
いたら 心強か。
すんもはん…。

無理を言うたな。
♪♪~
西郷殿は 今日 旅立つそうじゃ。
もう二度と会えんかもしれんど。
父上…。
吉之助さぁ?
糸どん?
待っちょいもす。 あん家で
お帰りを待っちょいもす。
西郷吉之助の妻として