2018/08/06(月) 15:50〜16:50 ten.【西日本豪雨1か月…兵庫・京都・広島・岡山の被災地を徹底取材】[字]


は、上馬場さん、
どういう認識を実感されましたか

>>住民の方にお話をお聞きして
いますと、


今回の土石流が起きるまで、
土砂災害警戒区域に含まれている
ことを知らなかったという住民の
方も中にはいました。
また、知っているという方でも、
正直なところ、ここまでの範囲が
出るとは思わなかった。
被害を甘く見ていたというふうに
話してくださった方もいました。
今回、幸いけが人は出なかったん
ですけれども、
避難勧告が出たあとも、
避難をしなかったために、
土砂で玄関が埋まってしまって逃
げ遅れた方、
結果的に消防隊員に救助された方
が50人ほどいるという結果にな
りました。
神戸市としても、
ハザードマップが載った防災ガイ
ドを全戸に配るなどして、
啓発には努めているんですけれど
も、
住民の危機意識との温度差が浮き


彫りになったような形といえると
思います。
また、自治体としても、
住民側がどこまで実感できる形で、
防災情報を伝えられるのか、
この伝え方にも課題が残る災害に
なったかと言えると思います。
>>分かりました、中継でお伝え
しました。
靖さん、
このハザードマップもそうですけれども、
この地域の連携も含めて、
どういうふうに避難をするのかっていうのは、
改めて考えさせられた災害でした
よね。
>>そうですね、天災ですからね。
いつ、
どこで来るか分からない状態なん
で。
でもやっぱり、どっか、
うちは大丈夫やっていうのがやっぱ、
どこかあってしまうのかなと思い
ますね。
>>そうですよね。
それはしかたないことかもしれませんけれども。
高岡さん、先週、
被災地行かれました。>>先週、岡山、
きょうも広島から戻りましたけど
も、今、
神戸からの中継もありましたけれ

ど、
1か月たったから、
やっぱり見えてきたものというか、要はね、
現地の方っていうのは、もうこれ
からなんですよ。
ですから、われわれは教訓、教訓
ということを、
やっぱり各局中継でも言いますけ
れども、
現地の方はきょうなんです。
あした、どうするかなんです。それは、
1か月たって足りないものが見え
ておりますし、もう一つ私、
大変ショックを受けたのは、
市長さんとか、
町長さん、いますね。
ものすごくその方がどう動いているかで差が出てますね。
ということを、ぜひご紹介をして、
テレビご覧の皆様も、ご自分の町は大丈夫かということを、
ぜひ改めて見るきっかけにしてい
ただければと思って、きょうの解
説をいたします。
まず最初、
これは全然変わってないっていう
映像から、ご覧いただきます。
これです。
これ、岡山の例の真備町なんです
が、これね、各ご家庭から出たい
わゆるがれきなんですけれども、
一生懸命、

国も自治体も片づけてます。大阪からもね、
ごみ処理の収集車が出て助けてま
すが、これね、おうちの窓開ける
と見えるんです。
避難所開けると、見えるんです。 
理由は簡単。つまり、こういった
ごみは、
それぞれの行政の区域内で処分し
てくださいっていうお役所の原則
が、まだ生きてる。