2018/08/11(土) 13:05〜13:50 西郷どん(29)「三度目の結婚」[解][字][デ][再]


(2人)はい!
(雪篷)こりゃ~ めでたい!→
こいで決まりじゃのう。
鯛もある事じゃ
お父上 一杯いきもんそ。
雪篷さぁ。
(直温)はい。 どなたか存じもはんどん→
糸を よろしく。
(雪篷)はい。父上!
すんもはん 私は…。



(園)いったたたた…!園! どげんした!?
こげん時に すんもは~ん…。
いった~い!
生まれる!
(吉二郎)う… 生まれる!?
大丈夫か? 園どん。
生まれるち 兄さぁ!
お産婆さんを呼んできもす。
頼みもす。
熊吉 お湯を沸かしてくいやい。
お湯! あっあっ…。
ど… どげんしたら…。
布団じゃ! 布団じゃ!
<その日 吉二郎と園の間に
女の子が生まれました>
糸どんのおかげで
産婆さんが間に合うた。
ほんのこて あいがとな。
ほんのこて あいがとさげもした。
昔っから糸さぁは
ほんのこて足が速か。
やっぱい 糸さぁは頼りになる。
ねえ 兄さぁ。
(満寿)こいは 天の
お引き合わせだと私も思いもす。
(直温のせきばらい)
さ… 西郷殿さえよければ→
糸を もらってくいやんせ!
私は 西郷様の妻にはふさわしくあいもはん。
私が離縁されたのは…。

やめんか 糸!
そいは 私に
子が できんかったからです。
では。
♪♪~
≪(トキ)なんち!
子をなせんかったで→
離縁になったち
自分の口から言ったんですか!?
あなたの妹御じゃっで
なんとか言ってくいやんせ。
(赤ちゃんの泣き声)
(岩山直一郎)父上。
あいは 幼か頃から隠し事など
ようできん女子じゃっで。
♪♪~
(トキ)糸!
義姉さぁ!
すんもはん すぐ洗いもんで。
おはんに お客さんですよ。 男の。
男?
吉之助さぁ!?
糸どん。
急に すんもはん。
どうぞ ごゆっくり。
(2人)あの…。
あっ…。
んにゃ 糸どんから。
私に 何の御用でしょうか?
(せきばらい)

昨日は すまんかった。
糸どんの気持ちも考えんで
みんなで勝手に騒いでしもて。
い… いえ。
家の者は あんとおり寄ってたかって→
おいに嫁を取らせようちしちょっ。
じゃっどん おいの妻になる人は気の毒じゃ。
おいは またすぐ
京へ行かんにゃならん。
いつ[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の家に戻ってこれるかも
分からん。
立派だと思いもす。
そげな大変なお役目を→
吉之助さぁは
一人で気張っておられもす。
私は そげな吉之助さぁを
尊敬しちょいもす。
糸どんさえ よければ…→
あん家に来てくれもはんか。
な… ないを申されもすか!?
昨日も言ったとおり 私は…。
おいも1人目の妻には
離縁を告げられもした。
2人目の妻と子は 島においもす。
そん上 3人目の妻になってくれちずうずうしかこつ極まりなか。
そいを承知の上で お願いしちょ。
糸どんが来てくれたら家の者も喜びもす。
何度も言わせんでくいやんせ。
私は 子が産めんで離縁されたとですよ。
そいでもよか。