2018/08/13(月) 00:05〜00:10 5分でわかる「西郷どん」 第30回「怪人 岩倉具視」[字]

♪♪~
(吉之助)このまま
手をこまねいていては→
日本国は一橋様の思うがまま。
<吉之助は朝廷と慶喜を切り離すべく→
京の公家 近衛家の力を
借りようとしたのですが…>
どうか お力添えを。
(忠房)それがやなぁ…。
(近衛)都を所払いにでもされたら
どないしてくれますのや。→
噂をすれば何とやら。
所払いされたヤモリからや。ヤモリ?
(岩倉)これが頼りじゃ。 まろは
このままでは終わらへんぞ。
<これが ヤモリと呼ばれる→
岩倉具視でございました>
ほんのこて ご立派な志じゃ。
こんヤモリ様に会わせてくれんじゃろか。
(一蔵)おはん ほんのこて
幕府を潰そうち考えちょっとか?
じゃっどん 頼みの綱じゃった
近衛様には断られてしもた。
当たり前じゃ。
そいに今の岩倉様は→
もっと頼りにならんど。
<岩倉具視は 孝明天皇のもと和宮降嫁→
すなわち公武合体を
成し遂げたのです。→
しかし その後


尊皇攘夷派の公家が台頭。→
岩倉は
朝廷から追放されたのでした>
岩倉様 お力を貸してたもんせ。
おいは 幕府は潰さんにゃならんち思っちょいもす。
まろが力になったろ。
まろに尽くしといたら必ず ええ事ある。
<吉之助は 一人
岩倉の家に残っていました。→
天子様に味方となって頂くため
岩倉に頼るしかなかったからです>
うあっ!
(岩倉)西郷! お前 掃除もせんといつまで怠けとんねん。
「もし 幕府が朝廷の威を借り→
天下の御政道を悪用するような事があれば→
朝廷と幕府を
引き離さねばならない。→
それが かなわぬ時は [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩と長州
2つの大藩に手を結ばせ→
天下に反幕の
のろしを上げねばならない」ち!
何故 このような所に
眠らせておるのですか?
夢物語じゃ。
断じて かなう訳がない。
天子様は 岩倉様を無二の友と
お慕いしていらっしゃる。
ならば この文をお見せすれば…。
お前はアホか!
まろを友や思うてはんのやったら


何で都から こんな離れた村に→
いつまで住ませとんねん!
岩倉家は 天子様に嫌われたんや。
必ず よみがえるはずじゃ。
こいだけご立派なお考え→
政に生かしたかち
思わんはずはなか。
じゃっどん
箱の中に入ってるままでは→
誰も読む事はできんど。
そんとおりじゃ。
≪岩倉様!
よ~し 入れ入れ。(岩倉)何や これ!
(半次郎)岩倉先生!
おいは 感服致しもした!→
こげな すごかもん
生まれて初めて読みもした!
(信吾)
何としてでん 岩倉先生には→
はよう天子様のおそばに
戻って頂きたか!
皆 この文を読み
どうしても ここに来たいと→
申したのでございます。
(一同)先生 お話を!
岩倉様。
(岩倉)周丸か…?やっと 天子様より→
お許しを賜れたのでございます。
何やと!?
天子様より お父上へのお言葉も

賜っておりまする。→
「朕は決して
そなたを忘れてはおらぬぞ」と。
うわ~っ! 天子様!→
今すぐ天子様にお目にかかりとう存じます!
(鐘の音)
よっしゃ!
ほんなら まろのありがたい話
聞かしたろ!
(一同)おおっ!