2018/08/13(月) 00:55〜01:25 NNNドキュメント「山に、生きる。 岩手・宮城内陸地震10年」[解][字]


っていうのと…。
≪いっただっきま~す≫
あ~!
<やんちゃ盛りの長男

健太くんを筆頭に→
3人の元気な男の子>
<だが 耕英地区には→

 子育て世代はわずか3世帯で→
幼稚園も保育園もない>


<長男の健太くんは来年春には小学1年生>

いびき)
<麓の小学校までは
車で30分かかる>
<それでも…>
(塚原茉衣子さん)と思ったのと もう一つは…。

茉衣子さん)その方たちが開拓時代にも→
何ていうんですかね…


茉衣子さんの声)…っていう思いですね。
来て
崖崩れのとこが見えるんだよ。
見て
 あそこ。
木がないとこ見える?
(スタッフ) うん。
あそこ…
 あの…→
宮城
・岩手内陸地震で崩れたとこ。
(スタッフ) 
あそこ?(健太くん) うん。
<山の記憶は→
受け継がれて行く>
<岩手
・宮城内陸地震で温泉宿を失った→
菅原昭夫さん>

<この日 向かったのは…>
<栗駒山の深い森の中に立つ
1本の巨木>
<樹齢およそ400年の
ミズナラの木>
<地震直後
代々 守って来た源泉は→
土砂と
 がれきに埋もれてしまった>
<だが半年後
被災現場に ふと立ち寄ると→
かつての源泉とは別の場所から→
湯が湧き出しているのを見つけた>
…だと思ってます

<内陸地震から7年>
<常連客だった人たちやボランティアが手伝い→
小さな湯小屋が
ふた棟 出来上がった>
まず自分が入りたい
 それから→
昔からのお客さんに
また来ていただきたいと→
そういう思いで
やることにしました。
<菅原さんは
 駒の湯の歴史を→
つなぎ留めた>
<そんな菅原さんの元に足しげく通う人がいる>
<神奈川にある大学の

4年生 栗川 開さん>
<所属するゼミの研究テーマに→
駒の湯の歴史を取り上げ…>
<…まとめようとしていた>
(栗川さん)お客さんが来るっていう→
きっかけになるような
冊子になればいいな→
…っていうふうに考えています

<初めて駒の湯温泉を訪れたのは
2年前>
<友達の誘いで立ち寄ったのが
きっかけだった>
<温泉施設の再建を手伝ううち→
菅原さんとも親しくなった>
<菅原さんの父親が調べて来た
駒の湯の歴史>
<その資料の大半が→
土石流に埋もれたことを知った>
やっぱ
 それだけ調べて蓄積してたものが→
埋まっちゃったっていうのは
残念ですよね。
<失われた駒の湯と開拓の記憶>
<都会育ちの自分の想像を超えた物語に→
心惹かれた>
<月に1度 耕英地区に通い→
この地で暮らす人たちの声も
聞くようになった>
そうそうそう