2018/08/19(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組・選「火星 大接近!〜宇宙の謎に迫る〜」[字]


白い岩石は 水の中に流れ込んだ土や砂が積もって出来た→
可能性が出てきました。
岩石の表面を顕微鏡カメラで見てみました。
すると しま模様の間に
小さな丸い玉が見つかりました。
よく見ると
これと同じような玉が→
岩の周りに
たくさん散らばっています。
この玉の正体は
何なのでしょうか?
顕微鏡カメラで見てみると→
玉の形は 驚くほどきれいな球形をしています。
科学者たちは この玉を
ブルーベリーと名付けました。
その出来方については
今も議論が続いています。
火山の噴火や 隕石の衝突で
溶けた岩が舞い上がり→
落ちてくる間に



丸く固まったという説。
水中で 何かを核に物質が集まって
丸い玉になった→
という説などです。
想像すらしていなかった発見にNASAの科学者たちは→
まるで ミステリー小説のようだと
感想を漏らしています。
先ほどの しま模様のある石の所に
ちょっと近づいてみましょう。
え~っと… う~ん?
あ~ この辺ですかね?はい。
これが しま模様のある石ですね。
ご覧のように 周囲に 丸い玉がたくさん散らばっていますね。
本当ですね! でも
こんなに いっぱいあるのは→
ちょっと驚きですね。
そうですね。
しかも 実は ちょっと
しま模様の石と→
色が違うでしょ?
そうですかね?まあ そう言われてみれば→
ちょっと違うような気も…。
それでは ちょっとこれをご覧下さい。
はい。
これは NASAが色の違いを強調する処理をした映像なんですね。
あ~ 確かに こうして見ると→
ブルーベリーと呼ばれる小さな玉それから しま模様の石→
色が違いますね。
ええ そうなんです。
この色の違いから

この しま模様の石と→
ブルーベリーと名付けられた
丸い玉は→
違う物質だと
考えられてるんですね。ふ~ん。
いや この丸い玉は 一体 何なのか
その正体が知りたいですね!
そうですね。 あの~
火山の爆発とかですね→
隕石の衝突で 確かに こういった
丸い玉が出来る事があるんですね。
でも これだけ
たくさん集まっているのは→
非常に不思議なんですね。
うわ~ 謎は深まるばかりですね!そうですね。
まあ 丸い玉といい
しま模様のある石といい→
ヘマタイトの砂が どうして
表面だけを覆っているのか→
ここ メリディアニの探査から→
とっても多くの謎が 今生まれつつある訳ですね。はい。
更に 探査が続けば
これらの謎が→
解き明かされるんじゃ
ないでしょうかね。
楽しみですね~。
火星での生命の存在に迫る史上最大の探査。
1号機が降り立ったのは…
そこは かつて湖の底であったと思われる→
凹凸のない地形でした。

ローバーが ここで発見したのは水を含む 粘土のような赤黒い土。
そして
大量の水がある環境で出来る…
2号機が着陸したのは
メリディアニ。
そこは
赤黒い砂に覆われていました。
この砂は 水と熱が共にある
環境で出来る…
水の中で 土や砂が積もって出来た
可能性がある→
しま模様の岩石も発見されました。
今回 ローバーはこれまで見つけられなかった→
水の存在を示す
手がかりを得たのです。
渡部さん これまでの探査の結果を
ご覧になって いかがですか?
はい 過去の探査に比べても→
今回は 質的にも量的にも→
非常に大きく