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2018/08/19(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組・選「火星 大接近!〜宇宙の謎に迫る〜」[字]


タイタンへの接近は127回に達し→
詳細な地図を作り上げたのです。
この観測からタイタンの北極に→
生命を育む可能性がある
驚くべき場所を見つけたのです。
タイタンの北極付近。
黒い影になっているのは北半球が 冬の季節のためです。
カッシーニが
レーダーで観測すると→
そこには
液体をたたえた湖がありました。
その数は 数百に及び→
日本列島より大きいものもありました。
地球以外の天体の表面で
初めて 液体が見つかったのです。
マイナス180度のタイタンでは
水は凍ってしまいます。
湖がたたえる液体は
一体 何でしょうか?
その正体は…→


液体のメタンです。
地球では 普通 気体ですが→
超低温の環境では液体になります。
タイタンでは メタンが→
地球の水と同じ働きをしていると→
考えられています。

<人類の挑戦は太陽系を飛び出し→
はるかかなたの宇宙の謎に
迫ろうとしています>
3 2 1…。
1990年4月。
ハッブル宇宙望遠鏡が→
スペースシャトルに積まれて打ち上げられました。
人類初の
本格的な宇宙望遠鏡です。
打ち上げから ちょうど20年。
地上の望遠鏡で成しえなかった数々の発見がありました。
功績の一つは 星の生と死の現場を
初めて詳細に捉えた事です。
これは ガスが集まって出来た
星雲です。
地上から見ると 輝くガスに→
黒い影が さしているようにしか見えませんでした。
星が誕生している事は
分かっていましたが→
詳細は分かりませんでした。
ところが ハッブルで見ると…。
黒い影だった所に→
星の材料となる 大量のガスや塵が濃縮されているのが→
見えてきました。

こうしたガスがぎゅっと圧縮されると→
星が誕生します。
まさに生まれようとしている星も見つけました。
ガスの中で
確かに 星が生まれる事を→
観測で証明したのです。
ハッブルは 星が どのように死んでいくかも確かめました。
こちらの星雲
地上からの観測で→
ひときわ明るい星がある事は
分かっていました。
ハッブルで撮影すると
風船を2つ くっつけたような→
奇妙な形が浮かび上がりました。
真ん中に年老いた巨大な星があって→
状態が不安定なため
ガスを噴き出しているのです。
その様子を ハッブルは
解明しました。
この星は 明日にでも大爆発して
死を迎える可能性があると→
分かりました。
う~ん。 地球以外の天体で→
初めて 液体を
見つけたという事でしたけど→
いかがですか?
またもや 興奮する映像でしたね。
メタンで 液体の海が
マイナス百何十度っていう→
訳の分からないと思いきや

その中でも→
生きられるかもしれないものも→
可能性は否定できないという事…。という事ですか?
メタンの湖でも…。
そうですね。
実はね その研究で
メタンだけじゃなくて→
エタンっていうのも
含まれているという…。
つまり 生命の材料が
たくさんあって→
つながり始めてるって事を
示していますね。
そういう意味では 生命が生まれる
材料そのものがそろってると。
カッシーニさん
よく発見してくれましたね。
しかし この先
地球外生命の可能性が→
ますます 広がってきた

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