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2018/08/19(日) 13:50〜15:00 あの日 あのとき あの番組・選「火星 大接近!〜宇宙の謎に迫る〜」[字]


グセフクレーターで→
意外なものが見つかりました。
クレーターの中央部分。
よく見ると 筆で書いたような
うねった筋が見えます。
これは ダストデビルと呼ばれる
火星の竜巻が通った跡です。
ダストデビルは ローバーに

どんな影響を与えるのでしょうか。
実験の結果 大気が薄い火星では
重さ174kgのローバーは→
飛ばされる危険がない事が
分かりました。
しかし 竜巻よりも
科学者たちが心配したのは→
ダストデビルが巻き上げる
砂や塵の影響でした。
太陽電池に積もり→
発電できなくなるおそれがあるのです。
白い粉を使って


地上での実験が行われました。
10分間 砂や塵が
巻き上げられる状態に置いた→
ローバーの模型です。
太陽電池の2か所に白い粉が積もっています。
ローバーに取り付けられた
観測装置やアンテナのせいで→
太陽電池の上に 吹きだまりが
出来てしまったのです。
確かに 実験してみると→
太陽電池の上に吹きだまりが出来て→
砂や塵が積もってしまいました。
しかし どこに積もるかは→
風が どの方向から
ローバーに当たるかで→
変わってくる事も分かりました。
ですから もし問題が発生したとしても→
うまく ローバーの姿勢を
変えてやれば→
逆に その風を利用して→
塵や砂を吹き飛ばす事ができるんです。
2か所の着陸地点は こうして→
3年以上にもわたる徹底した調査を経て→
打ち上げ2か月前 決まりました。
どれだけ 安全に探査ができるのか→
そして どれだけ
科学的な成果が上げられるか→
この2つの観点から 最終的に
候補地の順位付けを行いました。
そして 投票を行ったのです。

すると 驚くほどに意見が一致し今回の2か所が決まったのです。
2か所の着陸地点のうち→
1号機が降り立ったグセフクレーターです。
ローバーが着陸したのは→
このクレーターのほぼ真ん中なんですね。はい。
このクレーター 直径は150km。
特徴的なのはクレーターのくぼ地に→
川のような地形が
つながっている事ですね。
この事から 昔は
グセフクレーターは湖で→
着陸地点は かつて
湖の底だったんではないかと→
考えられているんですね。
そのグセフクレーターにいるローバーから送られてきた→
データを基に
着陸地点が どんな場所なのかを→
見ていきましょう。
さあ ここはグセフクレーターの中です。
先生 このクレーターの中
見渡してみると→
本当に真っ平らという感じですね。
確かに こうして見るとローバーは→
走りやすそうな地形では
ありますね。
そうですね ここは かつて
湖の底だったと考えられています。
もともと 地形の凹凸が
あったのかもしれませんが→
そのあとに 湖に流れ込んだ

土や砂が 積もってですね→
平らになったんだと
科学者は考えているんですね。
ここが
平らであるという事自体が→
湖の底であった可能性を
示している訳ですね。
なるほど。
先生 ほかにはどんな事が分かりますか?はい。
そちらの黒い部分。
はい。
これは NASAの研究者によって→
魔法のじゅうたんと名付けられた所なんですね。
粘りけのある土のように
見えますよね。
何か 粘りけのあるもの→
例えば 水を含んだ粘土で砂粒同士が→
くっつけられてるのではないかと
考えられています。
この魔法のじゅうたんも→

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