読レビ

◆ええ～、中、見たい！
◆ではどうぞ。
◆お邪魔しま～す。
うわあ…。
ここは森ですか？
◆そうなんです。
◆本当に家中が
アロマを炊いたんかなというぐら
い、
木のいい香りがしますよね。
◆呼吸する家というのがコンセプ
ト。
こんなふうに木材になってても生
きてるんです。
◆生きてる？
◆はい。
◆床はもちろん、
キッチンカウンター代わりのつく
り棚や
栗の木の柱など、
家の中は全て無垢材を使っていま
す。
天然の木材なので体にも安心。
さらに断熱性や保温性にもすぐれ、

湿度も調整してくれます。
夏は涼しく冬も暖かで
薪ストーブ１つで快適に過ごせるそうです。
さらに！
◆天井を見てもらったら、
これ、手すき和紙なんですけど、


◆ほんまや！
◆和紙で、
あそこのふすまも手すきの和紙。
◆木になじんでますよね。
◆そうなんです。
◆木の優しい雰囲気に合わせて、
天井やふすま、障子にも
手すきの和紙を使っているのです
よ。
そして、リビングの隣には
およそ６畳の和室が。
ワラをまぜたしっくいの壁が
部屋にマッチしていますね。
そして、２階も自然素材をたっぷ
り使っています。
松の木のはりも立派ですよね～！
この洋室にある吉野杉を使った
一枚板のテーブルは
つけてくれるそうです！
部屋の雰囲気にもぴったり！
◆ここの部屋は
しっくいじゃなくって
珪藻土を使ってます。◆珪藻土。
かわいい床の間！
何か自然を大事にされている中にも、
かわいらしいのが入ってるのが、
いいですねえ。ほんまに涼しい、
ここ。
動きたくない！
◆どうぞ、おくつろぎください。

◆よろしいですか？ええ感じですね。
じゃあちょっと
ゴロ～ンとさせていただいていいですか。
◆はい。
◆失礼します。
すご～い！
森の中で受け身してるみたい！
◆そしてもう一つ、
この物件ののんびり田舎暮らしポイントとは？
◆水回りです。
◆ログハウスぐらいの
木に囲まれてる！
◆お風呂。
お風呂がこだわりなんです。
◆すご～い！
◆高野槇を使ってます。
◆いい香りがする。
ちょっと旅館に来たような気持ち
になる。
◆水に強く、耐久年数も長い高野
槇（こうやまき）は、
多くの老舗旅館でも使われている
木のお風呂の最高級品！
これはぜいたくですね～。
◆夏は涼しく～、
冬は暖かい～。
◆埴生さん！埴生さん！
ちょっと！
あのう、
私の妄想の見せ場を取らないでく

ださいよ！
◆すみません。
この家のすばらしさを
「愛の讃歌」のかえ歌で歌ってみ
たくなりました！
◆くそ！
私の見せ場を～
返して～。
◆この物件の～値段が気になりませんか？
◆自然豊かな場所に建つ