雨が降るおそれがあるほか、
瀬戸内海の沿岸を中心に、
顕著な高潮が発生するおそれがあると説明しました。
相次ぎ発生し、
日本列島に迫ることしの台風。
１９号の後を追うように接近して
いる、
強い台風２０号は、今夜、
強い勢力を保ったまま、
近畿を直撃すると見られ、



あすの明け方には日本海へ抜ける見通しです。
予想される雨量は、
あす昼までに四国で８００ミリ、
近畿東海で６００ミリ、
局地的には総雨量が１０００ミリに達するおそれもあります。
特に今夜遅く、
台風が接近するタイミングと、
満潮の時間帯が重なるため、
ふだんより１メートル以上も潮位が上がるということです。
実は過去、
今回と似通った進路を取った台風がありました。
それは。
３年前の台風１１号です。
左側がそのときの進路です。
今回の台風２０号と比べて見ると、
非常によく似ているのが分かりま
す。
＞＞熊野川の上流は、
先ほどから押さえつけるような強い雨が断続的に降り続いていて、
川は氾濫警戒水位にまで達してい
ます。
＞＞よく似た進路をたどった、３
年前の台風１１号は、
西日本の広い範囲で猛威を振るい
ました。
四国や紀伊半島などで１日だけで
およそ７００ミリの大雨が降り、
土砂災害や川の氾濫などが発生。
２人の死者が出ました。
そして今回の台風で気象庁が特に

呼びかけたのは。
＞＞夜間を中心に、
西日本を縦断するということで、
夜間になりますと、
避難をするのは危険な状況になるために、
早め早めの避難が必要だというこ
とが、
この進路予報からも見て取れる。
＞＞夜間の警戒です。
台風２０号の影響で、
夜の時間帯は暴風が吹き荒れ、
猛烈な雨が降るおそれがあります。
９年前の台風９号の豪雨で、
２０人の犠牲を出した兵庫県佐用
町。
夜の激しい雨の中、
避難所に向かおうとした住人が、
川や用水路からあふれた水に押し
流され犠牲になりました。
西日本豪雨の爪痕が残る中、
列島に迫る強い台風。命を守るため、
早めの対策が必要です。
＞＞野村さん、
この夜にピークを迎えるっていう
のが、とても怖いんですよね。
＞＞先ほど蓬莱さんがおっしゃっ
てましたけれども、スピードが上
がってるということは、まだ大丈
夫だろうと思うと、
あっという間に風水害がやって来

る可能性があるということですよ
ね。
やっぱり早いうちに避難するって
いうのは、みんな分かってること
ですけれども、
災害が起こってから後悔すること
のないようにですね、
今のうちに避難していただきたい
なというふうに思いますけどね。
＞＞そうですね。
では西日本豪雨で被害のあった神戸・篠原台から中継でお伝えしま
す。
上馬場さん。
＞＞こちら、
篠原台では、
今はまだ雨は降っていませんが、
時折、
強い風が吹いていまして、台風の
接近に向けた準備が進められまし
た。
篠原台では、
先月の西日本豪雨の影響で、
大規模など関竜が発生し、
私が今立っている道路や排水路、
民家などが土砂に埋まる被害が出ました。
そのため、午前中から、
下水道への土砂の流入を防ぐために、
市の職員がマンホールの穴を塞ぎ、
台風の接近に備えていました。
こちらに排水路がありますが、