聞いてから→
たまに　オーディションで→
逆の態度をとった方がいいんじゃないかみたいな→
影響を受けてましたもん。

ホント？
ほぼ落ちてましたけどね。
そういうことじゃなかった。そういうことじゃなかった。
やっぱ　武さんの演出の
芝居のメソッドと→
他でやる演出のメソッドって


全然　違くて。
やっぱ印象的に　ものすごく→
こいつは　できるんじゃないかって思われて　次の現場行ったから→
行ったら　全然できねえじゃねえかってなって。
そっから　ちゃんと芝居をやるっていうことだったりとか。
少し苦労してったっていうのは…。基準が　武さんの演出ですもんね。
孝之君は　あれですよね？女の子に間違えられて。
よくご存じで。
そうなんですかわいかったんです。
東京に出てくる　ちょっと前に
結構　不良の子と付き合ってて。
僕　眉毛が
すごいしっかりしてるんで→
田舎のヤンキーからすると
これ　ダサいということで→
その子が　私が眉毛
カッコ良くしてあげますって。
こう　任せてたんですけど
１ｍｍぐらいにされたんです。
その名残で　僕　東京に来たから。
やっぱ　その当時　男でそんな眉毛　細くしてんのなんて→
東京に　いないわけですよ
田舎は　ヤンキーだからいるけど。
たぶん　それもあって
女の子に間違われたんですよね。
僕　スカウトされたことなくて。
そうなんだ。しかも　姉が送ったとかじゃなく→
自分から願書みたいなの出して
この世界に入ってきました。
スカウトされてみたい願望

いまだにあります。
俳優が芝居をするペースの
ベストって…。
自分の考えでいいんですけど
どのぐらいですか？
本を読んで　役作りをして
打ち込んで　専念して…。
もちろん　宣伝活動も
入ってくるじゃないですか。
そうなってきたときに　年間…。
僕は　先に言うと　２本ぐらいがすごくベストなんじゃないかと。
映画を？
映画でもドラマでも　何でも。
たぶん　４本とか
僕　多いとき　５本とか…。
ちょっと　やっぱ
多いんじゃないかなと思うんです。
僕なんかは　ホントに
いわゆる下積みっていう時代…。
世の中が認知してない時代が
基盤なので→
しばらく期間を
空けますっていって→
戻ってきたときには
席は　ないんじゃないかって…。
でも　その発想だと　ずっとこう…。
馬車馬って言ったらおかしいですけど→
そういう状態が　未来も続くのか
っていう絶望感は→
正直　あるので。

事務所の思うつぼですね。そうですね　でも　理想は…。
いろんな台本が
かばんに常に入ってるってのは→
不健康だなって思いますね。
独身のときは　ホントに１本　２本とか仕事したら→
そのままギャラ入ったら
ギャラがなくなるまで旅行して→
すっからかんになったら
事務所に連絡して→
仕事しますって…。
カッコイイ！
すごい　いい…。
実に　役者っぽいというか。
ファクスで送ってもらってたもん
そのとき　事務所から。
「こんな企画　きてんだけど」
いや　大丈夫っすみたいな。
まだお金あるし。
「まだお金あるし」
いや　でも本来
そうあるべきですよね。
必要なもん稼げばいいだけだから。そうそう　それで　いいんだけど。
残高と企画書を並べてたんですね。
そうそう
ヤベッ　もうない！　みたいな。
でも　子供生まれてからが…。
すっからかんになってから子供が生まれたから。
そうなんですね。
どうしようかみたいな。どうしようかっていうか→
自分が働いて