2018/08/26(日) 20:00〜20:45 西郷どん(32)「薩長同盟」[解][字][デ]

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<慶応元年8月
幕府は兵庫の開港などを迫る→
諸外国の圧力を
受け続けていました。→
日本国内の幕府を倒そう
という機運も高まる中→
慶喜は ある企てを果たすため→
フランスの公使ロッシュを招いたのです>
(拍手)
(慶喜)ロッシュ殿。(ロッシュ)ウィ。
お願いしたき事がございます。
(フランス語)
軍艦で兵庫に乗り入れて頂きたい。
(フランス語)
そこからは
私に手だてがございます。
この一橋慶喜に お任せ下さい。
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<慶喜の思惑どおり→
イギリス オランダフランスの連合艦隊が→
兵庫の沖に現れ
京は異国を恐れる人々で→
大混乱に陥りました>
あっ!
(お虎)どないなってんねや!?


(鍵屋)異国が来てるんや 異国が!わしらも逃げな→
殺されてしまうで!
(悲鳴)
えらいこっちゃ。
(一蔵)今し方 知らせが届いた。
明日 公方様が再び天子様の御前に
参られるとの事じゃ。
(吉之助)明日ち…。
(新八)兵庫の港を開けっちゅう異国の要求をのむのでごわすか?
んにゃ 幕府は異国の力を利用して
天子様を揺さぶり→
自分らにとって都合のよか
長州征伐の勅命を→
引き出そうっちゅう ねらいじゃ!
ないごて おいは あん時下関に行かんかったとじゃ。
また戦が起きる。
異国が日本に迫っちょっこげな時に…!
<吉之助たちが案じたとおり
幕府は朝廷に対して→
長州再征伐の願いを
奏上したのです>
(孝明)ここに書かれておる事は
まことか? 慶喜。
畏れながら 長州再征伐の勅許を
頂けないならば→
我ら徳川 政の一切から
手引く考えにございます。
待て! それは 困るぞ。
(岩倉)とうとう 長州再征伐の詔が下されてしもうたやないか!
西郷! お前のしくじりじゃ!


いつまでたっても→
長州と手ぇ結ばんからじゃ!
西郷吉之助一生の不覚でございました。
これは いつもの。
あっ そうか。
え…。
岩倉様再征伐が実行される前に→
ないか 打つ手はあいもはんか?
う~ん あかん!
どう考えても幕府の勝ちや。
そや! 一橋と手ぇ組もう。な? それがええわ。
一橋と手ぇ組もう!
フフフ。 分かった分かった。
岩倉様…。
一橋と手ぇ組もう。 よっしゃ。
岩倉様!
お得意のハッタリじゃ 捨て置け。
一蔵どん! どげんした!?
(うめき声)
どげんした!?
ちょっと忘れもん。
持病の胃痛や。
早い事 いとしいお妾さんのとこへ連れていったれ。
妾ち…? ないの話じゃ?
(うめき声)
今 戻った。
≪お帰りやす。お帰りやす?
こいは…。
(ゆう)お久しぶりどす。繁の家の ゆうどす。
おゆう…! おゆうどん。

今 お薬を。頼む…。
とにかく
おゆうとは こげな仲になった。
あ…。
さあ。
お…。
ここは 藩の者も知らん。
密談には持ってこいじゃ。
密談ち ないな?
こいは?