そこまで言って委員会のＤＶＤ、
絶賛発売中でございますので、見
ていただきますと、もうこれ出て
きます。
＞＞それに耐えるだけの体力作りが奥野さん、大事になってくるん
ですね。
＞＞それをね、
トレーニングずっとやるわけです
よね、
そのＧに耐えうる体を、
強じんなのを。
首の筋肉とか半端ないでしょうね、
体幹とか。＞＞だから一番顔のしわが多い自
衛隊員とかっていわれるぐらいで
すよね、
重力が毎日かかりますから。
さあ、さて、彼女が突破した最後
の壁は、実はこの体力だけではな
くて、実はこっちなんです。
倍率が強烈です。
航空自衛隊っていうのは、
全員で４万７０００人います。
５万人弱。
その中でＦ１５のパイロットの席
は２０１しかありません。
毎年のように、山のように、
志願者が来ます。いろんな道があります、
防衛大学校から行ったり一般大学
から行ったり、航空学生、ここが
一番、高校出て皆さん行く所なん



ですが、入るだけで４０倍です。
＞＞４０倍？
＞＞その４０倍から、何段階も何
段階も振り落とされていって、全
体の数から言ったら、最後は０．
６％です。
＞＞うわー。
＞＞その数にならなきゃいけない
理由は、実はこっちなんですね。
あのね、
１人で国家を背負ってもらうからです。
というのは、乗ってる方っていう
のは、
さっきの女性もそうなんですが、
もう一度こっちに戻ります。
皆さんね、士官。
つまり、
われわれの会社でいうところの管
理職です。
ただ、部下がいない管理職です。
上空たった１人です。
ところが、彼女がその司令部の無
線、まあないんですけれども、
ちょっと聞き間違えて、
ミサイルの発射ボタンを一つ押したらもう戦争です。
ですから、それだけの重責を担っ
て、
上に上がる資格、
能力、それだけじゃなくて、戦闘機に耐える体力、
全部を彼女は突破したということ

になるんですね。
ただね、やっぱり、
彼女がトップガンに憧れたって話あったでしょ。
あれ、トップガン、ちょっとだけ
知識を言っておきます。
トップガンというのは、
腕がいい人って皆さん思ってますでしょう？
そうじゃないんです。
トップガンというのは、
アメリカの戦闘機パイロットの１
％だけが進むことができる学校の
ことです。
＞＞１％？
＞＞だからエリートっていう意味
があるわけですが。
日本がなかなかやっぱり女性に門
戸を開かなかったなっていう事情
がここにもあります。
ベストガイ。
これ、自衛隊の中で各戦闘機部隊
のトップの腕の人。
この人のことをベストガイってい
いますが、もう直訳で、男の人の
意味ですね。
だから、そもそも女性が乗ること
を想定してないということが言え
ると思います。
＞＞だから女性にとって最後の壁
と、岸さん、
いわれてるわけなんですね。

＞＞でも、改めて見ると、
やっぱりすごいなと思ったのが、
これ、
パイロットになるの、
いわゆるキャリア官僚のトップにいくより、よっぽど難しいですよ。
＞＞倍ですからね。
＞＞キャリア官僚の…率はそもそも約１０倍なんですよ。
だから４０倍より低いでしょ、入
ってから、
事務次官になれる確率は大体、３、