2018/08/28(火) 15:50〜17:53 ten.【ytv開局60年ウィーク!きょうも特別企画満載!】[字]
実際に炊飯してみると、
べっちゃりしたごはんになってし
まう。
まずくなると。
>>そこで新たに開発されたのが。
>>こちらが従来のコシヒカリで
して、
右手側が新しい富山の品種の富富
富になります。
こうして見てやると、背が20セ
ンチほど、低いです。
>>富山県は、
新品種、
富富富の開発を、
平成15年・2003年からスタート。
暑さに強い品種とコシヒカリの掛
け合わせを繰り返し、
15年かけてことし秋の本格販売
へとこぎ着けた。
暑さに強いだけでなく、背が低い
品種にしたことで、
激甚化する台風の風にも耐えられ
るという、
まさに、
次の時代に打ってつけの品種だ。異常気象がもはや通常になりつつ
ある今、さらなる適応策で、
きたるべき平成の次の時代を乗り切る工夫が求められている。
ー2100年の天気予報、
ご覧いただきましたけど、もうすでに予兆を感じますよね。
>>ことしの夏は、日本でも40
度以上の日が何日かありましたよ
ね。
皆さん、今の大人が子どものころ、
思い出してください。
35度以上の猛暑日がこんなに毎日続くってこと、なかったじゃな
いですか。
>>なかったですよね。そんな中、
秋の味覚にもね、
変化が出てきてるんですよね。>>ではこちら。
北海道で秋の味覚に異変が起きて
いると。
まずサケなんですけれども、
平成元年では11万7000トン取れていたのが、
去年は5万5200トンと半分に
減っている。
サンマに関しても6万5000ト
ン、
平成元年のとき、取れていたのが、
平成29年には3万7500トンに減っているということで、海水
温度の変化によって、餌場が変わ
ったことによって、
取れる魚も減ったり、
場所によっては増えた魚もあるんですけれども、
近畿でいうと明石のイカナゴも海
の温度が上がったことによって、
ここ数年、
漁獲量が激減しているというふうに話を聞きました。
>>生稲さん、
天気によって私たちの食生活も変わるかもしれませんね。
>>そうですね、そしてまた農家
の皆さん、漁師さん、本当にお仕
事ですからね、大変なことになり
ますよね。
>>そしてまだまだ北海道の異変、
あるんですよね。
>>はい、こちら。
北海道の北斗市という、
函館の近くはイカがたくさん取れ
る所なんですけれども、4年前か
ら大不漁で、最盛期の4分の1し
か取れなくなっていると。
やはり海の温度が上がってきてい
る。
ただ、一方でブリが、
平成元年で193トンしか取れなかったところが、去年、
7700トン取れている。
>>これは、
めでたいのかどうか分かんないね。
>>そうですね。
代わりにブリが急増していると。
>>海の温度の温かい所を好むブリが、よく取れるようになったと。
ただ、単純に喜ばしいのではなく
て、
もともとブリを食べる、
そういう風習ではないんですよ。ですからもともとブリが取れると
ころではないので、ブランド化も
ないんですよね。
そうすると、取れたとしても、す
ごい安い値段で売るしかなくなる
と。
>>だから、北海道としてはイカ
が売りなのに、ブリがたくさん取
れても、どうしたらいいんだろう
という状況なんでしょうね。
>>それをあんたこれから考えて、
ちゃんと。
>>それがこちらです。
>>適応策。
>>去年からブリをくん製して、
ぶりくんというのを製品化しまし