大阪はもちろん、
全国の食通たちが足繁く通う名店
なんです。
＞＞いらっしゃいませ。
きょうはありがとうございます。
＞＞まずはおかえりなさいませ。
＞＞ありがとうございます。
地元ですからね。
＞＞店の料理をたった一人で作り上げる料理長の西尾さん。
高麗橋の吉兆に２７年勤め、その
後、星野リゾートの軽井沢、京都
で料理長を務めた経歴を持つ、和

の巨匠。
お店は完全予約制のコース料理の
み。
毎月メニューが変わり、旬の食材
と、
料理長の技が生み出す驚きにあふ
れた料理が人気の秘けつ。
＞＞おー！
来ました。
＞＞よくお越しくださいました。
＞＞はすの葉がボーン載ってます。＞＞インパクトがすごい。
＞＞こちらはスッポンのスープを
冷製の煮こごりに仕上げた一品。
コラーゲンたっぷりの甲羅のえん
皮部分の身も楽しめます。
＞＞うーわ、もう透き通ってます
やん、これ、
四万十川が焼きもち焼くで、これ。


＞＞すばらしい。
＞＞日本の清流が。
うーわ、コラーゲンやで、これ。
うわっ、飲むエステ。
うまみがすごいです。
ちょっとほんのりとショウガが入
ってますか？
＞＞そうですね。
＞＞これがうちどけしてふわっと香りますね。
＞＞それを食べ終わっていただく
と、
次の料理がもうすでに。
＞＞まさか。
＞＞そのまさか。
＞＞ちょっと待って、まさかです
やん。
＞＞はい、取ります。
＞＞なになになに？
＞＞うわうわうわ。
＞＞おだしが？
＞＞入っていってる、
入っていってる。
＞＞えー？
＞＞あー、すごい！
＞＞開けますよ。じゃーん！うわ
ー！
＞＞うーわー！
＞＞何これ、ぷにぷにの？
＞＞このはすの葉っぱ使ってますので。
れんこんで作ったお豆腐です。

＞＞えー！
＞＞なんとも粋な演出。
すりおろしたれんこんを裏ごしし、
吉野の本くずで固めたれんこん豆
腐が登場。
＞＞うーわ、
もうたまらん。
れんこんの甘み、
ほいでまた、これ、ものすごい滑らかですね。
青ゆずが削ってあんねん、これが
また爽やかに。
＞＞香りがいい。
＞＞僕がいつも楽しみにしている
のは、最後の締めのごはんがね、
本当においしいんですよ。
普通の白米じゃない、
実は炊き込みごはんやねん。＞＞炊き込みごはん？
＞＞夜のコース料理は全９品、
その最後に出てくる炊き込みごはんこそが、
彦摩呂さんが１位に選んだ一品な
んです。
＞＞じゃん。
＞＞うわー！＞＞ちょっと待って。
これ、
言わせてもらっていい？宝石箱やー！
＞＞出た！
＞＞こちらが締めの炊き込みごはん。
枝豆、エビ、
加茂ナス、
トマトなど旬の食材を入れて炊き、

特製のあんをかけた究極の一品。
＞＞うわー！
和食ですね。
＞＞ちゃんと日本料理になってる。
＞＞日本料理のおだしのあんのうまみと、
かんだときにトマトが割れるんで
すけど、
程よい甘みと酸味がだしと混じっ
て、
なんとも言えん味になりますね、