＜当時の小原はモラルなんて　くそ食らえ→
というほど感覚がマヒしていた。＞
＜日航機墜落事故の直後に小原が担当したのが→
昭和を代表する事件の１つ
ロス疑惑。＞
＜保険金目当てで→
妻を殺害したとの疑惑をかけられ→
日本中が注目していた

三浦和義。＞
＜逮捕当日。＞
＜　その瞬間を激写するため→
各メディアのカメラマンたちは→
三浦和義が乗る車の正面に殺到した。＞
＜　ただ１人　小原は→
他社のカメラマンとは違う場所にスタンバイした。＞
（小原）
≪だったらこの場所がベストのはずなんだ。≫
＜　まさに
カメラマンとしての勘。＞
＜　そう　イチかバチかの


賭けに勝利したのは→
小原だった。＞
＜小原の写真のおかげで→
「ＦＲＩＤＡＹ」は写真週刊誌としての
地位を確立。＞
＜「ＦＲＩＤＡＹ」を持っていれば　おしゃれ
と言われるほどの→
圧倒的支持を集めたのであった。＞
＜　しかし　ロス疑惑以降→
社会派ニュースが減った事により→
「ＦＲＩＤＡＹ」はページの多くを芸能スキャンダルに割くようになる。＞
＜自分の撮りたい写真を
撮れなくなった小原は→
「ＦＲＩＤＡＹ」の専属を辞め…＞
＜世界各地の戦地を訪れ→
命の危険と
隣り合わせで→
写真を
撮り続けた。＞
＜１９８９年　天安門事件を
撮影した写真は→
世界的に有名な
写真誌「ＬＩＦＥ」の誌面を飾るなど→
華々しい活躍を続けた。＞
＜　その一方でこのころの小原は→
報道写真を撮る事に→
疑問を感じるようになっていく。＞
やばい。　考え過ぎや。
＜実は　天安門事件の写真は→
世界的な雑誌に載ったはいいが→

事実とは異なる記事として使用されていたのだった。＞
＜　そんな時　小原の手元に
１枚のポストカードが。＞
（中島）ははっ　和みますね。
＜小原は　それまで築き上げた→
報道カメラマンとしての地位や収入→
その全てを捨てて…。＞
＜生々しい戦地の写真から一転→
かわいらしいアザラシの姿を→
撮り続けたのであった。＞
（てつじ）かわいいやん。
＜　そして　今
小原が夢中になっているのが→
シマエナガという→
北海道に生息するかわいらしい小鳥。＞
＜写真誌の
カメラマン時代に培った→
張り込み技術を駆使して→
次々と　シマエナガの→
愛くるしい姿の撮影に成功。＞
＜去年発売したシマエナガの写真集は→
動物写真集として→
年間１位を獲得したのだった。＞
＜報道カメラマン時代には
得られなかった→
やりがいと喜びを糧に→
動物カメラマンとして活動を続けているのであった。＞
さあ　ええ～　まあまあ。　もう…
（てつじ）めちゃめちゃかわいい人なりましたやんか。
その話も　あとで聞きますけど。

はい。
まずは　田中角栄夫人の写真で→
やっぱりチャンスをつかんだって事なんですか？
そうですね。　あの～　奥さんが→
ほとんどマスコミに出ない方だったので。
それで各社　奥さんを撮りたくて→
ず～っと張ってたんですね。
で　娘さんの…
それは　みんな各社撮ってるんですけど。　見えるんで。
ただ　その
見えない車が出てきて。
当時…
で　何か　怪しい車が来て。はい。
まあ　勘というか
誰も行けへんし。
真っ黒な車が来ると→
最初　みんな　やっぱり撮りに行けないんですね。
あの～　もし　誰も
乗っかってなかったらとか。
ただ　もう　私は　とにかく→