2018/09/01(土) 13:50〜14:50 土曜スタジオパーク▽ゲスト 遠藤憲一[字]


転機になるような作品との出会い
があるんです。
2001年に公開された映画「天国から来た男たち」。
フィリピンの刑務所で
本性むき出しで生きる
日本人受刑者たちを
描いた作品です。
海野≫物は何?物。
早坂≫覚醒剤です。海野≫シャブ~、シャブ~。
遠藤憲一さんは
若いフィリピン人女性と
不倫の末、傷害事件を起こした
海野俊幸を演じました。
海野≫日本人の恥さらしだよ。
ちょっと来い。ちょっと来いよ。
三池≫某、有名俳優の
結婚式の2次会かな。
みんな酒入って

おめでとうとかやってる中で…
俺の胸倉をつかんで…
刑務所の中で本物ですよ、周りの人たちも。
受刑者の方たちに
協力してもらって…
常に思うんですけど
自分以外の監督の
作品に出てる遠藤憲一のほうが
すてきに見えるんですよ。
うわ、こんな芝居
こんなリアリティー持って
この人


こういう顔するんだみたいな。
要はね、単純に言うと…
…みたいなふうに思わせるんですよね。
なんていうのかな
あの顔であの性格で、人がそんな
ほれるわけないんですけどね。
なんかほれちゃうんだよね、みんなね。
だから僕らは常に…
そこを楽しませてくれる。
<拍手>
遠藤≫やべえ泣いちゃってる、俺。
渡辺≫すてきでしたね。
三池監督が嫉妬していると
おっしゃっていましたけど。
遠藤≫三池さんとは本当に泣いちゃったよ、俺。
いろんなことがあったんでね。
3年ぐらいかかったのかな
俺の共演する人は
みんな三池さんとやっていて
すごいおもしろい
三池さんとやったよねと言って
俺はやっていないって言って
何で呼ばれないのって。
あちこちの現場で三池さん
おもしろいねって
やったことない
うそだろうって。
俺作品は1本も
見なかったんだけど
こんなにみんなが

おもしろいと言うから
絶対にやってみたいと思って
3年間かかって
思いが詰まっていたので
急に現れたんです。
顔も知らなかったんだけど
みんなやりたがっているの知って
いたのであれが三池さんと
教えてもらってすぐに
スイッチが入っちゃって
おこがましいこと
言えないですけどね。
どこ見てんだよって
何で使わないんだよって。
すぐにそこから
1週間後くらいでしたかね
すぐでした。
足立≫またフィリピンで過酷な
撮影だった
わけじゃないですか。
遠藤≫俺にとっては過酷という
より楽しかったですね。
現地の中、なんか
フィリピンって合うんですよ
雑多な雰囲気が。
さっき変なシーンがあったで
しょう。
ぼかしが入っていた。
あれが三池さんと出会った
ファーストシーンなんです。

お昼近い時間、大丈夫かな?お昼近い時間で大丈夫かな。
普通の吉川晃司さんとの
会話のシーンですよ。
刑務所のグラウンドだけど
いきなり話している最中に
したくなっちゃって
ズボンを下ろして
下の部分をしちゃって
実際にしなくていいから
脱いでしまって