2018/09/01(土) 13:50〜14:50 土曜スタジオパーク▽ゲスト 遠藤憲一[字]


変わっていきたいと
言いだして
それをどういう芝居で
どう取ったらいいのか
分からなくて
家に帰ったら自分の役のこと
ばかり考えるのに亮平君がそういう思いになるため
には、どうすればいいんだろうと

考え始めちゃって
いろんなことが浮かんじゃって
カット割りまで考えちゃって。
桜の木に風がスローで流れて
そこに花びらがぴらぴらと落ちて
それを見ている亮平君のスロー。
これだと亮平君は俺のことばだけ
ではなく
自然の生き生きした
生命という部分で
感じ取れるシーンに
なるかもしれないと思って。


翌朝すぐに、こういうカット割りどうかなって。
それもありですねと言ったけど
監督がもっとちゃんとしたものを
考えていた。
<笑い声>
渡辺≫心配しなくても
ちゃんとやってくれていた。
遠藤≫その夜から朝まで
何だったんだ。
渡辺≫それぐらい熱い思いで
挑んだシーンということですね。
原口≫カット割りも含めて
実際の放送は9月30日の
「西郷どん」です。
遠藤≫遅えよ。
今こんな話をして
ふつうあしたでしょ。
9月30日って。
その大イベントを迎えるまで
ジワジワと出ていって
いろんなものを見せられるので
ちょっと先ですけど
その作品をどう撮り切ったのかぜひひと月
楽しみにしていてください。
原口≫遠藤さんは
今回の「西郷どん」も含めて
いろんな作品に出ています。
これまで過去6作品出て
いらっしゃいます。
いちばん最初の大河は

くしくも西郷隆盛が
主人公の「翔ぶが如(ごと)く」。
薩摩藩士の永山弥一郎を
演じましたね。
このときの記憶は?
遠藤≫何も覚えていない。
西田さんともトーク番組に出て西田さんは覚えていてくれたけど
俺は何も覚えていないです。
「秀吉」も何も覚えていない。
原口≫30代に
入られて戦国武将の
「秀吉」佐久間盛政
ワンシーンのみのご出演でした。
そうあと同じく
鎌倉時代の武将
三浦光村を39歳で演じられま
した初回だけの登場でした。初回だけの登場でした。
40代に入られて
「武蔵 MUSASHI」で
原田休雪を演じられました。
ここでは
宮沢りえさんとの絡みが
話題になりました。
キスシーンがありましたね。
遠藤≫それだけは覚えています。
「武蔵 MUSASHI」も
細かいことは覚えてないんですが
キスシーンはがっつり覚えてい
ます。
口移しで水を飲ますという

シーンでした。
リハーサルのときに監督さんから
どうやればごまかしで撮れるかな
と言われたんです。
カット割りして
ほっぺたをくっつけてとか
そのときに俺、実際に
やっちゃっていいと思うんだけだ
なと言ったら
宮沢りえさんも私も
やっちゃったほうがいいと
思うと言って、結局は
通して撮って
本当に口移しで飲ませて
飲んでもらうというシーンでした。
結構、俺大好きなシーンです。
うれしかったというだけではない
ですよ。
渡辺≫物語としていいシーンです。遠藤≫物語として大好きなんです。
原口≫50代に入りまして