あ…　花沢さん…。
へえ～　１１回とはね。

マスオ兄さんは　何回　受けたの？
僕は　１回でパスしたけど→
友達は　４～５回は受けたんじゃないかな。
そんなに難しいの？
学科試験って。
カツオ君なら大丈夫だよ。
今日の落合さんを見てたら→
僕の将来を見てるみたいだったよ。
まだ　ずっと先の話だろ？（カツオ）うん…。
（ワカメ）お兄ちゃん
いいこと教えてあげる。
何だ？
（ワカメ）昼間→
お母さんの部屋へ行ったらね。
《お母さん！》《な…　何だい？》
ドライブの本を読んでたの。
ドライブだって？
う～ん。


初めて読んだがなかなか　楽しめるじゃないか。
所々に書き込みがあるのは？
（フネ）お軽さんの字ですよ。
あちこち　行ったようだな。
何だ？　宿題を教わりに来たのか？
（中島）それほど
落ちぶれてないよ。
車もないのに
駐車場を借りたんだって？
見学に行っただけだよ。
かおりちゃんや　早川さんも行ったらしいぞ。
え～っ！？
（かおり）お借りしてま～す。（早川）すてきな場所ね。
別に　僕の持ち物じゃ…。
新しい借り主が現れるまでは磯野君のものよ。
すごいじゃないか　この車。
それが　いつ動くか分からないのよね。
故障してるの？
持ち主に　免許がないんだよ。
お父さん　ちょっと寄りませんか？
生ビールかね？（マスオ）カツオ君の未来です。
ん？
ここの　一番　奥らしいです。
（マスオ）あ～　ここですよ。
お父さんが買う車の置き場所。
まだ　買うとは言っとらん。
知ってますよ～　お母さんとドライブガイドを読んでいるのを。
それはだな…　う～ん…。
マ…　マスオ君！（マスオ）ん？
（カツオ）また落ちたんだよ

落合さん。
せっかく　車を買ったのにね。
かわいそう。
落合さん　田舎に帰ったみたいで
連絡が取れないの。
泣いてるみたいだ　この車。
花沢さん　バケツを貸して。
僕も手伝うです。
（ワカメ）私も。
ワカメは　甚六さんに
ワックスを借りてきて。
ワックスね。
うまいもんじゃない。
甚六さんの車で慣れてるからね。
ピッカピカです。（ワカメ）まぶしいくらい。
（落合）ん？　ああ…。
≪（クラクション）
ん？
（タラオ）カツオ兄ちゃん！
あっ！
落合さん！受かったんですね　試験。
合格したら　君に　真っ先に
乗ってもらおうと思って→
花沢さんに
住所を聞いてきたんだ。
もう一人
乗せてもらっていいですか？
私に　スポーツカーなんか
似合いませんよ。
さあ　どうぞ。

お母さんは　助手席だよ。後ろは狭いから。
何だか　恥ずかしくて。
さあ　乗った　乗った！
大丈夫ですか？
（フネ）ええ　とってもお上手で。
学科は苦労しましたが
実技は一発で合格しました。
お母さん
僕が運転してると思って。
キャッ　怖い。
それはないよ。
フフフフ…。
（落合・カツオ）ハハハハ…。
早川さん
今の　磯野君のお母さんじゃ…。
すてき！　お母さん。
ウフフフ…。
（岩田さん）予算委員会、
まずは経済政策から、はじめようや。
（小澤さん）違うだろう、少子化対策だろう。