2018/09/03(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝借金3000万から…鮮魚店夫婦の仰天人生モロヘイヤ簡単料理】
脂の乗った第二の人生を
歩んでいくのです。
◆これからお母さんと
今度は楽しいことができるな。
お母さんは楽しみやろ。◆そうやねえ。
もう店、店で…。
熱があろうが、来てたからね。
◆だから、お母さんとしては、
これからどこか行きたいというのがありますか。
◆そうやなあ、
東京のディズニーランドもいいなあ…。
◆えらいハイカラなこと言い出し
たな。
東京の…。
◆東京、行ったことないもの。◆普通やったら、この年やったら、
まあそうやな、そうやなあ、
熱海の温泉とか言うと思ったけど、
東京のディズニーランドに行きた
いの?
◆うん。
◆これぞ、おしどり夫婦!
◆ということで、
魚定(うおさだ)の
石上二三男さん、それから恵子さ
ん。
ご主人のほうが80歳、奥様のほ
うが、
74歳ということでね。
奥様と結婚されたのは、
奥さんが22歳のとき、
ご主人が28歳のときということで。
お見合いで、
親の
まあ推薦というか、
この2人結婚したらええんちゃうかということで。
会って、その次にはもう結婚式を
したという。
◆すごいな。
◆これ見てください。
◆写真、すごい。
◆嫁入りですわ。
◆ほんま家からこうね。
◆家を出るときにはお茶わんを、両親が割って、
おまえの帰ってくるところは
もうないぞというような。そんな覚悟で
結婚をしたということなんです。
ご主人のほうは、
結婚したら
家で好きなことやって、趣味でもやって、
ゆっくりしたらええねんで言うて、
仕事のことは俺に任せとけって、結婚した次の日から
共稼ぎや、これが。
魚屋さんや。
◆もう大変。
◆朝から晩まで一緒ということですね。
◆そういうことです。
大変です。
先ほどの魚定というお店、これは
30年になるんですけど、
その前にもやってましたから、
55年間、
ずっと魚屋さん一筋で
頑張って。とにかく住み込みといいますか、
住んでいた部屋が
4畳半一間で。
共同のトイレですね。
それから、
炊事場がない。
お風呂も、もちろんありません。
◆昔は多かったですよね。
◆このころいうたらね、
文化住宅とか言うてね、
ちょっとしゃれた名前で言うてた時代ですけどね。
本当に苦労が多かったですね。
明るい、
引っ越したところには、
明るい窓があっただけでもうれしいて、
炊事場もないし、共同便所なんで
すけれども、それだけでも
うれしくて、幸せを感じたときも
あったようですけども、
まあ、入っているところの市場が
ドンドンと潰れていく中で
閉店をどんどんしていくわけです
けど、連帯保証人で
みんなでスーパーにくらがえしよ
うということで。
◆それもすごい。
◆そうですね。
やったんですけど、なかなかうま
くいかなかったみた
いで、結局、借金3000万円を
残したような形でまあ近所から、
親戚などからお金を集めて、
この魚定を始めたということなんですけれども。
とにかく、その中で奥様は、
今まで、要するに、働いたお金を
銀行が持っていくんですね。
◆借金だから。◆借金のときは、
だから、