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2018/09/03(月) 16:47〜17:53 ten.【パンダ出産に独占密着!飼育チームの奮闘をノゾキミ】[字]


平均体重の半分以下という、危険な状態。
>>75グラムしかありません。
>>75グラムかぁ。
>>一刻も早く手助けをしないと、
命を失うおそれがある。
>>頑張れ、赤ちゃん。
>>出産に向け、
付きっきりでサポートを行うパン
ダ飼育チーム。
母と子の命を懸命に支える姿を、
ノゾキミ、
ノゾキミ。
和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールド。
広大な園内では、
140種1400頭の動物たちと間近で触れ合うことができる。
この夏休みも、
多くの家族連れでにぎわった。
中でも一番人気は、
ジャイアントパンダ。現在、
園内では5頭のパンダが暮らして



いる。
一家の大黒柱は、
雄の永明25歳。
人間でいうと70代後半という高
齢だ。
15頭の子どもの父親であり、
自然交配し、
繁殖した世界最高齢のパンダの記
録を持っている。
お母さんの良浜は17歳。
これまで8頭のパンダを育て上げてきた。
4年前に生まれたのが、
双子の桜浜と桃浜。
好奇心旺盛な末っ子、
結浜は、もうすぐ2歳を迎える。
パンダの繁殖活動は、
園内のブリーディングセンターで行われている。
ことし4月、
飼育スタッフが見守る中、
永明と良浜は、4日間で6回の交
尾に成功した。
>>精子確認できました。
>>おー!
>>妊娠への第一歩である交尾を
無事終え、一安心。
この夏から秋に出産が予想される
良浜の様子を、注意深く観察して
いく。
関西国際空港が開港した1994年9月。
開港2日後に、

中国から2頭のパンダがやって来た。
これが、アドベンチャーワールド
の繁殖活動の始まりだ。
これまで、
園内で生まれ育ったパンダは15頭。
うち11頭は、
繁殖活動のため、
中国へと旅立っていった。
世界屈指の繁殖実績を残したパンダ飼育チーム。
ことし5月には、
地域の活性化に大きく貢献したとして、
和歌山県からも表彰された。
そんなアドベンチャーワールドで初めて誕生したパンダが良浜だ。
子どものころはおてんばで、
遊具で遊ぶのが大好きだったんだって。
そんな良浜も、今では8頭の子ど
もを持つベテランお母さん。
ことしは6回目の出産に挑む。
交尾が成功してから3か月。
良浜はバックヤードの一番奥で静
かに過ごしていた。
>>良浜、
食べますか?おー。
いらない。
いらない。
>>食欲もないし、
なんだか眠そうね。
>>妊娠の兆候が見られてきたか
なというところです。
寝てる時間が長くなってきたりで

すとか、
あとは採食量もその分なくなって
くるので。
>>ふだんは1日15キロほど食
べる竹も、ぐんと減って、
今ではおよそ4キロに。
出産に備え、
この日から良浜はバックヤードで
過ごすことになった。
8月頭、
空港である人物を待つ飼育スタッフ。
>>こんにちは。
>>彼女たちはパンダのふるさと、中国のベテラン飼育員だ。
>>成都ジャイアントパンダ繁殖
研究基地で、研究員をしています。
1998年から20年間働いてい
ます。
以前、
アドベンチャーワールドで赤ちゃんが生まれた際も、こちらで仕事
をしました。

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