すてき。→
相変わらず　センス　いいよね。
（志帆）そんなことないよ。→
優子さんの作品だって
すごいじゃない。
（優子）ねえ。　志帆さんの作品→
一番　目立つところに　飾らない？（志帆）えっ！？
（優子）うちの展示会の顔に
しようよ。
（志帆）駄目だって　そんなの。
（優子）ねえ？
（悦子）あら。　皆さま。　お揃いで。
（悦子）ワオ。→
おはようございます。

おはよう。　おはよう。→
おはようございます。
（優子）悦子さん。おはようございます。
（悦子）ハーイ。
（悦子）ごきげんよう。
皆さん。　お待たせして


申し訳ございませんね。
あら　やだ。　もう　皆さん
完成してるじゃない。→
ブラボー。　ブラボー。→
あれ？　もしかして　これ優子さんの作品じゃない？
（優子）はい。
（悦子）へえー。　うんうんうん。ああ　うん。→
とっても　よく　できてるじゃない。優子さんらしさが　すごく　出てる。
（優子）そうですか？（悦子）うん。　何ていうのかな？
この　貧乏くさい感じとか→
全体的に　丸い感じが自分の体と　合わしてる感じが。→
もしかして　生け花も　体も→
もうちょっと　シェイプアップした方がいいかもね。
（優子）すみません。
（悦子）いいかもね。
（女性）さすが　悦子さん。
アドバイスが　的確。
（女性）カリヤザキ　ショウゴみたい。（悦子）もう。　何で？　私。→
褒め過ぎなのよ。もう　どんだけ。　どんだけ。→
背負い投げしてやる。
もう。　ホントに　もう。→
あれ？　あっ。
あれ？　あれ？　あら？　あれ？→
これって　もしかして
志帆さんの作品じゃない？
（志帆）はい。　そうです。
（悦子）やっぱり　ほら。
ノーヒントで　ご名答。→
もう　志帆さんらしさがだだ漏れですもの。→
この　見て　２秒後に

即行　忘れちゃう→
地味で　何の特徴もない感じが
そのまんま。
（女性）やだ。　ホントね。
（悦子）でも　まあまあまあ生け花って　ある意味→
その人を　映し出す
鏡みたいなものだから→
その人の　生い立ちとか
品性とかが→
作品に　表れちゃうのよね。
ねえ。　ああ。　ねえ。
まあ…。
生け花ってそういうもんだから。
（女性）カッコイイ。
（悦子）だから　もう褒め過ぎなんだっつったって。
もう　ただ　出てるんだから。
（悦子）どう？
（女性）やだ。　すてき。
（女性）悦子さんらしいわ。
（悦子）ちょっと　他と
差が　つき過ぎちゃったかしらね。
（女性）ホントね。
（優子）悦子さん。　できました？
（優子）うわ。
何か　すごいですね。
（悦子）ちょっと
目立ち過ぎちゃったかしらね。→
でも　この　内側から出る
華やかさっていうのは→
何　やっても

隠しきれねえもんですからね。
ええ　ええ。　ええ　ええ。
（女性）そりゃ　そうよね。
（悦子）やってみたんだけどさ
出てきちゃうんだよね。→
出ちまうからね。
（女性）仕方ないわぁ。
（悦子）さてと。　私の作品は
どこに　置けば　いいかしら？
（優子）悦子さんは　この位置で。
作品も　華やかですし→
入り口にも
一番　近いところなので。
はあ！？
ちょっと待ってよ。　何で私の作品が　一番　端っこで。→
しかも　こんな　貧乏くさい
優子さんの作品の　隣なのよ？→
くすんで　しょうがないじゃない。
バカなんじゃないの？→
ねえ？　バカなのかしら？