いと。
そんなん、やめときって言われる
のわかってたので、内緒で面接受
けて、内緒で始めました。
◆えっ、内緒というわけにはいか
んでしょう。
早く起きなあかんのちゃうの？
何時に起きるの？
◆３時。◆早いやん、それ。
３時やったら、わかるやろ、
寝とったら、
どこに行くねん。
◆主人を起こさへんように。◆起こさんでもわかるやろ！
◆ダイエットで、走りに行ってる
って言ってたんですよ。
◆確かに。
ダイエットで、みたいなものやか
らね。

目的はね。
ちょっと朝３時から起きて、
ダイエットで走ってくるわって言
うてたん。
◆そうです、そうです。
◆ほんなら、ご主人、ああ、
そうかって言うの？
◆えらい頑張ってるなって言って
て。
◆ご主人も大分やと思うな。
雨の降る日とかあるでしょう。
◆そうなんですよ。


で、旦那は、走ってダイエットし
てると思ってたのに。
えらい雨の日までかっぱ着ても出
ていこうとするから。
何で、こんなときまで行かんでええやんかって言われて。
◆そりゃそうや。
それが普通やわ。
◆でも、いや、待ってる人おるか
らと。
◆待ってる人おるな。
新聞配達行って、帰ってきてから
朝ご飯つくるということ？
◆そうです、そうです。
朝ご飯つくったり、お弁当つくっ
たり、ミルクつくってあげたりと
かはやってました。
◆人生の前向きな姿勢というか、
バイタリティーというか、どこか
らくるんですか、
それは。
◆自分がやっていることを、
新聞配って、ダイエットしたとか、
お金稼いでとか、
子供育てながらも、お金稼げるね
やということがわか
って、会社設立してとか、
何かいろんなことをやるのを、１人でも多くの人に
知ってもらって。
一歩踏みとどまっている人の
背中を押したいなって。

◆あなたの前向きな姿勢は
すごいですわ。
言うたら
馬がニンジンを持って走ってるよ
うなものですね。
◆自分で持って？
食べずに。◆これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
◆若くして結婚した中井さんは、
子育てしながら新聞を配達し、
１０キロのダイエットにも成功し
たスーパーママ。
持ち前のバイタリティーを武器に、ママたちを
引っ張っていくのです。
◆三男です。
◆おー、立派になってる。ちょっとこっちきて。
こんにちは。
◆次男です。
◆次男は、また背が高いけど。
長男は幾つなの？
１７に、こないだなりまして。
◆１７になって、今どこに？◆高校２年生。
住んでるの？
◆ここには、実はいなくて、
高校をちょっと…。
◆同棲してんねんな。
◆こら！
◆恐れ入りました！
◆また来ましょう。

どうも。
というわけで、
ママの仕事場の中井さん。
格好いいでしょう？
◆息子には言えないんだ。
◆介護専門にリフォーム事業を請
け負っているんですけど、
女性も働く職場づくりをしてる。
よく企業なんかでは、
言うたらお子さんたちを見るとこ