2018/09/05(水) 22:00〜23:00 高嶺の花#09[解][字][デ]
あぁ 平気です。
それより
お強いんですね。
お嬢様に何かあった時のために
護身術を。
あぁ…
ボディーガードも兼ねてるんですね。
それかね?
はい すいません。
また
エントランスに。(高井) ああ。
月島の家元の娘じゃなかったと
。
彼女が荒れてたのは
そのことでしょう。
驚いて
戸惑って→
怒りのやり場がない
。
他言無用で頼む
。
戸籍上も月島なんだ
。
もちろんです
。
分配しませんか?
分配?
彼女の痛みの分配です
。
あなたと俺で
。
私は当然
その役目が。
できることがあれば
。
おとうさんですよね?
あなたが本当のおとうさんではありませんか?
何をバカなことを
。
以前
俺との結婚に反対されましたね。
「
君にはとても受け止めきれない」と。
その
おっしゃり方が→
娘を思う父親のように
。
幼い頃から見守っている
。
多少なりとも
そうした感情は。
そうですか
。
違うなら
失礼しました。
当たり前だ
。
アイデンティティーの
危機ですから。
出自が分からないのは
衝撃です。
もし父親なら→
名乗り出られたほうが…。私ではない。
そんなはず
あるわけないだろう。
♪♪~
♪♪~
♪♪~
(チャイム)
(
ドアを閉める音)
(
なな) ここを出て行くの?
今夜は
あいつらとどんちゃん騒ぎして→
ああ
明日には。
断って
私も断るから。
君が何を断る?
家元には ならない。
バカなことを…
。私は月島の家元には ならない。
あり得ない
。
お姉ちゃんのほうが
ふさわしい。
だって天才なのよ?
関係ない。
お姉ちゃんは
血がつながってないから?
知ってるのか
なら話が早い。
ああ
そうだ。
関係ない
。
私にとって
お姉ちゃんは お姉ちゃんだから。
子供みたいなことを…