2018/09/06(木) 15:50〜16:50 かんさい情報ネット ten.[字]
とが理由になっています。
新千歳空港ターミナルビルディン
グは、きょう、対策本部を設置し、
利用客に対して、水や保存食、
無料バスなどの手配をしたという
ことです。
一刻も早い航空業務の再開に向けて、対策を取りたいとしています。
>>最大震度7の北海道の地震で、
各地で甚大な被害が出ています。中島さん。
>>ここでこの地震による主な被
害をまとめます。震源地は、
札幌中心部から70キロほど南東
にある胆振中東部です。
震源の深さは37キロ、
地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されています。
北海道で初めてとなる震度7を観
測したのは、厚真町です。
震源のほぼ真上に位置するこの厚
真町では、
これまでに大規模な土砂崩れが発
生しています。
こちらの映像、その土砂崩れの様
子です。
広い範囲にわたり、崩れているの
が分かります。
これまでに建物6棟が倒壊し、
そのほかに3棟が巻き込まれました。
これにより、厚真町では2人が死
亡し、3人が心肺停止となってい
ます。
また31人の方の住民の安否がいまだに分かっていません。
そして同じく震源に近いむかわ町
では、震度6強を観測しています。
たんすの下敷きになった80代の
男性が亡くなりました。
一方、こちら札幌市清田区では、
大規模な液状化現象が起きていま
す。
至る所で道路が陥没したり、
亀裂した場所から地下にある水が
土砂とともに噴き出しています。
また札幌市内の複数の場所で、
道路に亀裂が入ったり、陥没した
りしているということです。
それでは、そのほかの被害情報を
まとめます。
新ひだか町で1人が亡くなるなど、
道内合わせて4人の方が死亡し、
192人がけがをしています。
続いて、
これから夜を迎える中、心配なのが停電です。
北海道電力によりますと、
地震発生直後から道内全域で停電が発生。
一時、
すべての世帯、
およそ295万戸が停電したとい
うことです。
現在は札幌市と旭川市の一部で復
旧しましたが、
いまだ多くの地域で停電が続いて
います。
そして、この停電の理由について
ですが、震源地近くのこちら、
苫東厚真火力発電所が停止。
実はここは、
道内の電力の半分を供給していた
ため、
電力の需給バランスが崩れ、
すべての火力発電所が停止したということです。
また、この苫東厚真火力発電所で
は、複数の損傷が見つかっている
ため、大規模停電の全面復旧には、
少なくとも1週間以上がかかる見
通しです。
一方、
泊原子力発電所は、一時、外部電
源が途絶えましたが、現在は復旧
し、異常はないということです。
また断水の状況です。
北海道庁によりますと、安平町、
厚真町で全面断水。そして札幌市など複数の自治体で、
一部断水しています。
続いて交通情報です。
震度6弱を観測した千歳市の新千
歳空港では、国内線、国際線とも
に、すべての便が欠航となってい
ます。
また北海道の東部にある女満別空
港も、
停電の復旧のメドが立たないため、
閉鎖しました。
ほかの空港には今のところ、
大きな影響は出ていません。
鉄道については、JRは、
本州とを結ぶ北海道新幹線や道内を走る特急電車を含めて、全線で
運転を見合わせています。
そのほかの鉄道もすべて運休とな
っています。
そして最新情報として、亡くなっ
た方が5人となったということで