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2018/09/09(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル「緊急報告 北海道激震」[字]


周波数が乱れてしまいます。
通常周波数は
48.5から50.5
この間から外れないように
電力会社は
常に監視をしている状況です。
では、発電量が半分となった
今回の事態と
同じような状況になると
どんなことが起こるのか



実験で確かめました。
電力システムを発電機を使って
シミュレーションできる
日本で唯一の研究所です。
発電量が突然、半分に落ち込むと周波数にどんな変化が出るのか
実験をしてもらいました。
≫4、3、2、1、0。
≫停止です。
重田≫北海道電力の想定は供給電力の6%の低下まで。
そのときは周波数の落ち込みは
およそ49ヘルツに抑えられ
発電を続けることができます。
ところが突然、半分の電力を失うと
僅か1秒で発電所は
停止に追い込まれることが
分かったのです。
高橋≫本当にあっという間に
この限界のラインを周波数が
超えてしまったと外れてしまった
ということなんですね。
重田≫実験からはそう分かりましたね。
ほかの発電所は急激な電力の
低下により
設備の故障を避けるため
自動停止に追い込まれたと
この実験結果からは見られます。
電力会社からは
消費を強制的に減らす装置などが
働いたものの
十分な効果は

いえなかったといえます。
1つの発電所に集中するという
いびつな状態にあった
ということが
致命的な状況を引き起こしました。
今後、検証をすることが
求められています。
高橋≫電力システムに詳しい
東京電機大学、加藤政一さんに
お入りいただきます。
加藤さんは
このブラックアウトという
異例の事態、専門家として
どのように
お感じになりましたか?
加藤≫ブラックアウトが起こる
メカニズム、あるいはシナリオは
これまでも
考えられてまいりました。
それで今回もお分かりのように
非常に影響が大きいということで
電力会社は
絶対にブラックアウトを
起こさないような
さまざまな対策を
打ってきたわけです。
そういった意味で
このようなブラックアウトは
現実に起こった
大規模なブラックアウトが

起こったということで
非常に驚いております。
高橋≫例えば、東日本大震災。
あの災害のときは
どうだったんですか?
加藤≫東日本大震災のときに
かなりの電源が津波等の理由で
停止いたしました。そのときも
かなりの需要をいったん切ることによって
周波数を維持する。それによって
全体がブラックアウトすることを
避けることができたわけです。
高橋≫ぎりぎりだったけれども
つまり電気の消費を
送る電気を強制的に
止めてしまうという
そういう調整を行って
それが東日本大震災のときは
ぎりぎり功を奏したという。
先ほどお伝えしたように
日本全国、どこでも
こうした地震が起こる
可能性があるという
今ですね
ブラックアウトというのは
ほかの地域でも
起きるリスクはあるんでしょうか。
加藤≫例えば首都圏を考えた場合
首都圏で一番大きな電源でいいますと
千葉県にある富津火力発電所。


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ikatako117

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ikatako117