これは世界最大級の
火力発電所なんですけども
これがフルで
最大出力で運転してるときに
今回のように全台止まったとそういった場合、考えた場合
小規模な停電は
起こるかもしれませんけども
大規模なブラックアウトに
至ることはたぶんないだろうと
思われます。
しかしながら
その電源が止まった原因
例えば、東京湾で
大規模な地震が
起こったとなりますと
１か所だけではなくて東京湾岸の
すべての電源…すべてといいますか
かなりの電源が
運転を停止する可能性がある。
高橋≫周辺の発電所も
停止してしまう。
加藤≫そのような大規模な
供給力が失われてしまうと
これはブラックアウトを起こす
可能性がないとはいえないと
思います。
さらに最近、南海トラフの地震も
話題になっていますけれども
そういった地震が起こった場合
火力発電所っていうのは
海岸沿いに
造られているわけですけども
そこから地震で発生した大津波によってそれらの電源が
大規模に停止する可能性がある。
ということを考えますと
やはりその場合も
ブラックアウトが
起こらないということは
必ずしもいえないと思います。
そういう意味でブラックアウトに
関して、今まで絶対にないと
考えていたわけですけども
大規模災害によって
そういうことをもある程度
意識しなくてはいけないんじゃ
ないかと思います。
高橋≫影響も今回、私たちは
目の当たりにしたわけですからね。
重田さん、北海道の電気は
だいぶ復旧しているという情報
入ってますけども
まだ注意が必要な
状況なんですよね。
重田≫現状で言いますと
復旧が進み
これまでにほぼ全域で
停電は解消しています。
ただ、発電量が
今も十分ではないため
節電を行わないと
極めて厳しい状況なんです。
この状況で大きな余震がきたら
再び大規模な停電に
陥る可能性もあります。
政府は計画停電を避けるためにも
節電を呼びかけています。
被災されている方には
大変なことなんですけども
再び最悪の事態に陥らないための
対策が必要なんです。
高橋≫まだまだ現地は
復旧が進んでいるとはいえ
元の状態というわけには
いきません。
影響が続いています。
また、ほかにも土砂崩れなどの
おそれがあるということで
今も２５００人を超える人たちが
避難生活を送っています。
厚真町から
現地の状況を中継でお伝えします。
関根≫きょうの厚真町は
時折、強く雨が降りました。
今、この時間は
雨は降っていません。
ただ気温は下がっています。
現在１４度ほどとなっています。
避難所の１つ
総合福祉センターです。
今この時間も
６００人余りの方々が
避難しています。６０代の女性は
地震が起きた夜からここで過ごしている。
きょうの雨で
二次災害が起きないか
心配と話していました。
また、７０代の男性は
自分が生きている間に
北海道でこんな大きな地震が
起きるとはと