2018/09/11(火) 16:47〜17:53 ten.【台風21号近畿直撃から1週間…復旧のいま総力取材】[字]
店側が出品されていた商品を実際に購入したところ、案の定、
送り主は地元に住む女。
会員カードの情報と照らし合わせ
た結果、
防犯カメラに映っていた女だったのだ。
盗まれたのは合計1100冊。
被害額は100万円以上に上った。
>>最終的に残る利益っていうの
は、
全体の売り上げの1%が、
最終残るぐらいってしかいわれてないので、
本当に100万円の利益を出すた
めには、
1億円売らないといけないという
計算になるんですけれども。
このままでは、やっぱり本屋とし
ての経営も成り立たないし、
ほかの書店さんにも気付いてほし
いと、
そういったこともやめてもらいた
いなというふうには思っています。
>>盗んだ品をネットで売りさば
く手口。
全国万引犯罪防止機構で理事を務
める菊間弁護士は、氷山の一角に
すぎないと指摘する。
>>出口が広がれば、盗もうとい
う動機にもつながっていくってい
うことと、変な話、盗んできたも
のをすぐ売って、お金にできるん
ですね。
盗んだものをずっと持っていると、
それはそれで危ない、足がつく可
能性があるので、早く手放して現
金化したいと思うときに、
すごくそういう意味で便利だって
いうふうに使われてたケースがあ
って。
>>ここ1、2年でも、
小売り店から盗まれた大量の衣類
やスポーツ用品などが、
フリマアプリなどで転売されたケ
ースは後を絶たない。
手軽さが人気のネット売買。
その一方で、
盗難品の換金場所として、悪用さ
れている現実がある。
また近年、
あるものが狙われ、
高値で取り引きされている。
取材班が向かったのは、
和歌山県紀の川市。
>>ここが現場です。この中です。
ほぼそのままです。
>>相次いでいるのが、
転売目的と見られる仏像の窃盗事
件だ。
ここで盗まれたのは、
平安時代に作られた市の指定文化財、
十一面観音立像。
>>2、
3回ですよね、来るのは。
だからそのときにここを開けてお掃除をしてということだけですか
ら。
人家から遠いもんですからね、だからそんな、
ここへ誰かが上がってくるなんて
こと、
気にしてる人もほとんどいないか
ら。
>>過疎化の影響もあり、
神社・仏閣の管理が難しくなる中、全国的にも仏像の窃盗事件は後を
絶たない。
特に和歌山県では、
2年前に比べて被害件数は4倍に。
ことしに入っても、
すでに仏像40体近くが盗まれて
いる。
現在、
展覧会を開き、
仏像の盗難防止を訴えている和歌
山県立博物館。
そこで学芸員を務めるおおこうち
さんは、ことし6月、ネットオー
クションを見ていたところ、
1体の仏像の画像が目に飛び込んできた。
>>まさかですね、
探してる仏像がインターネットで、
出品されているとは思いませんの
で。
>>売られていたのは、
先ほどとは別の寺から盗まれた仏像。
ことし4月に盗まれ、
所在不明となっていたものだ。
価格は30万円以上。
出品者は香川県の古物商で、
盗んだ品と知らずに買い取り、販
売したのだという。
>>無人のお寺で、
管理体制の甘くなっている所から、
そういうところが被害に遭ってい