2018/09/13(木) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝出町柳のケーキ店親子修業甘くない父激怒▽北六甲おしゃれ物件】
◆どうですか。
◆おいしいです。
このチーズは、
普通のチーズケーキのやつと一緒
なんですか。
◆オーストラリアのクリームチー
ズを
使ってやってます。
◆実家の洋菓子店を継ぎ、2代目として働く大谷さん。
高校を卒業後、東京やフランスで
10年間の厳しいパティシエの修業を積んできたんだそう。
◆ご主人が修業行かれてる時代っ
て、
なかなかパティシエといっても大
変やったんじゃないですか。
◆大変ですよ。
先輩、後輩、
要は体育会系。
◆口より先に手が出る時代の…?
◆はい。
◆ですよね。
◆でも、それがあっての今なんで。悪い事もしてたんで。
◆例えば、悪いことというと、例えばですけど。
◆尾崎豊さんの「15の夜」。
◆盗んだバイクで走り出す?
あの歌の通り。
◆15の夜に。
◆笑いごとちゃいます。
それが何でまたケーキ屋になろうというのはね。
◆生まれたときから家はケーキ屋
じゃないですか。
家の冷蔵庫にはいつも、やっぱり
余ったケーキとかがあるんですよ
ね。
だから、何となく、どこかには
あったんだと思うんですよ。
◆息子さんは、
何で入ろうと思われたんですか、
こういう洋菓子の世界に。
◆小さいころからケーキを食べて
たりしてたので。
◆やっぱり一緒なんですね。
◆継げたらいいなと思って。
◆ちなみに、学生時代はどんな感
じやったんですか。
学校に行って、中学校、
高校…。何を笑ってるんですか、
お母さん。
◆もう言っちゃえ。
俺も言ったから。
◆ずっと遊んでました。
◆ずっと遊んでた?
◆どんな感じなんですか。
◆中学、半分ぐらいしか行ってな
いんですよ。
中学校半分?
◆高校は、ちゃんと行きました。
◆何で行かなかったの?それは。
◆面倒くさいなと…。
◆面倒くさい。
◆ずっと遊んでおきたい。
お母さんは心配じゃなかったんで
すか。
◆心配でしたよ。
普通のことがでけへんで、何やろ
うと思って、学校、行けへんって、
普通の当たり前のことちゃうのと最初は思ってて。
◆お父さんは、そのときは怒らな
かったんですか。
◆初めは怒りましたよ。
自分も怒れるところと怒れないと
ころが。
◆確かに。
今、僕、親になって初めてわかり
ます。
どの口が言うてんねんと思います。
何してたん?◆家でずっとパソコン、
テレビを見たりとか。
夕方になったら学校の友達が
僕のうちに来て。
◆遊びに来るの。
不思議や、学校行きたくなれへん
?
◆来てくれるから。
◆ほんで、高校に行くようになったのは?
◆友達ができたんですけど、
その友達が、僕の家から遠くて、
会えるのが学校ぐらいやったんで
…。
◆基準はそこなん?
友達が来てくれへんようになったから?
中間地点で会いに行ったというこ
と?
◆そうです。
◆それが理由でも、親としては
行ってくれることがうれしいです
ね。
◆そうそう。
◆卒業するときに、お菓子屋さん
になるともちろん相談して。