2018/09/15(土) 13:05〜13:50 西郷どん(34)「将軍慶喜」[解][字][デ][再]


なあ? 勝さん。
さてね…。

<そのころ 慶喜は御前に参っておりました>
(孝明)世は乱れたままじゃ。→
民は恐れ 惑うておる。→
それでも そなたは
将軍にはならぬと申すのか?
慶喜 将軍となり→
これからも朕のそばにいておくれ。
(孝明)慶喜…。
(せきこみ)
慶喜…!
(せきこみ)
慶喜…。
(せきこみ)
慶喜 頼む。
♪♪~
<吉之助の予想どおり
満を持して 慶喜は→
徳川十五代将軍の座に


就いたのです>
(フランス語)
(カシヨン)よくお似合いです 大君。
ロッシュ殿
そなたの後押しのおかげだ。
メルシー。
<幕府の全権を握った慶喜は→
フランスに
急接近し始めたのでした>
(川路)狙え! 撃て~!
(半次郎)かかれ!
チェ~!
幕府が異国に兵庫の港を開く事を決めたそうじゃ。
そいも天子様のお許しを待たずに。
慶喜公が将軍になられた途端こんざまじゃ。
異国嫌いの
天子様のご意向に背いてまで→
強行する理由が
ないかあっとじゃろ。
(川路)撃て!
(半次郎)かかれ!
チェ~!
ないを考えちょっとじゃあん御方は…。
幕府とフランスが近頃ますます
昵懇になっちょっちゅう噂は→
聞いたこっがあったど…。
(小松)皆の者! 心して聞け。
天子様が お隠れあそばされた。
<慶応2年12月25日。→
天皇が突然 崩御されました>

うわ~っ!
あ~っ!
まろが…まろから おそばに参ります。
岩倉様!
はなせ!
岩倉様!
早まってはいけません!
やかましいわ!
お前らに まろの気持ちが分かってたまるか!
天子様のお顔も知らんくせに…
この芋!
(泣き声)
天子様が お隠れになってつらいのは→
岩倉様だけではありません。
そうかもしれんな…。
まろだけやない。
お前らも民草も… 将軍も。
さようにございます。
慶喜公とてまさか こんな事になるとは→
夢にも思わなかったはず。
新しい帝は まだ年若い上→
幸い 慶喜公の息が
かかっておりません。
畏れながら 今こそ
これまで懇ろだった→
朝廷と幕府を引き離す好機かと…。
こんな時になんちゅう事ぬかすねん!
この罰当たり!
(鐘の音)
そのとおりや。

ああ… 泣いてる場合やないな。
よっしゃ!
まろに ええ考えがある。
天子様 堪忍しといとくなはれ。
必ず…必ず おそばに参りますから→
待っといとくなはれ!
<岩倉は 朝廷を→
吉之助と一蔵は
雄藩諸侯を抱き込む事とし→
吉之助は まず
久光のもとへと向かいました>
(久光)再び上洛せよち申すか?
はい。 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩をはじめとした四藩が結託し→
慶喜公の独断で決めた兵庫開港に
待ったをかけるのです。
そいができれば 徳川には
もはや力がなかっちゅうこつを→
新しか天子様に
示すこっができもす。
う~ん…。