2018/09/15(土) 13:05〜13:50 西郷どん(34)「将軍慶喜」[解][字][デ][再]


今しかございません。 諸藩も異国も 皆 見定めておるのです。
これからは
誰が天下を統べるのかを。
ほんで 朝廷に働きかけて→
天子様に幕府を討てという詔をもろてほしいという事やな?
はい。
分かった。お前の気持ちは分かったけど→
討幕の詔て 気軽に言うけど

そんな すんなりいけへんど。
何で そない急いどんのや?
急がねば→
慶喜公は こん国を
異国に売ってしまいもす。
噂には聞いとったけど ほんまか?
西郷 大久保は?既に長州に向かっておいもす。
えっ…。
長州に兵を挙げさせその次は芸州。
もう そんな進んどんのか。
岩倉様あなたも腹をくくってたもんせ。
えらいこっちゃ えらいこっちゃ。


今こそ 我らの結んだ同盟の力を天下に示す時でございます。
何とぞ 直ちに精兵を率いて→
御上洛のほどお願い申し上げまする。
相分かった。
大久保君 待っちょったぞ。
<そして 一蔵は
長州に続き 芸州を訪れ→
兵上洛の盟約を
次々と取り付けていきました。→
また 京の[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩邸には→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩から続々と戦のための物資が送られておりました>
(信吾)兄さぁ。
今度の戦も兄さぁらしか策でごわすな。
武力で脅して 戦わずして勝つ
っちゅう策でごわんそ?
ほうじゃ ほうじゃ! ほいで
岩国に一人で乗り込まれた時も→
そいはもう勇ましか ふんにょ…
ふんにょう… ふんにょう?
(川路)不動明王じゃ。
(半次郎)そいじゃ。→
ふんにょう明王に見えもした。
(川路)じゃっで 不動明王じゃ!
(笑い声)
まあ 今度の相手は腰抜け幕府じゃ。
こん銃を向けられただけで
逃げていっど。そうじゃ。
<吉之助たちの討幕計画が
間近に迫る頃→
土佐には 坂本龍馬が…>

(引き金を引く音)
(龍馬)[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は 幕府と戦をする事を
決めたがです。→
今頃 長州や芸州も
その誘いに応えて→
京に兵を送る事を
決めゆう頃ですろう。→
もし 土佐が
その芝居に乗るがやったら→
早いに越した事はないと
思いますき。
まあ 既に一歩も二歩も
遅れちょりますけんど。
(笑い声)
あ~っ。
(後藤)御隠居様!
気に食わん。 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩め…!
坂本!
容堂公の機嫌を損ねてしもうて!
このままでは まっこと土佐は
時流に取り残されてしまうぜよ!
後藤さん
実は 別に妙案があるがです。
は?
戦をせんと幕府を取り潰せる策が…。
♪♪「よいじゃないか
ええじゃないか ええじゃないか」
<このころから
不平不満のたまった民衆が→
「ええじゃないか」と

踊り乱れる騒動が→
日本中に広まっていました>
♪♪「よいじゃないかええじゃないか ええじゃないか」
ほら これや。
これは?見たら 分かるやろ。
「汝よろしく朕の心を体すべく→
賊臣 慶喜を殄戮し…」。
「これ朕の願いなり。
あえて惑懈するなかれ…」。
望みの勅書や。
しかし これは偽物では?
残念ながら…。
畏れ多くも 天子様に正しいかどうか分からん詔を→
賜る訳にはいかん。 そやから→
お前らが見事に幕府を滅ぼしたらこれが ほんまの詔になる。
しかし そんな事が…。
大丈夫や。 禁裏には根回しして→
それらしい
仕上げといたるさかい。
明日 取りに来い。