2018/09/17(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝車いすも直す自転車店大正から続く想いとはカボチャ簡単レシピ】


俺、
とうとう、わかったぞ!
これ、
ご主人、これすごいね。
俺、
「となりの人間国宝さん」のコー
ナー、
あと30年できるわ。
これはいい!
◆大正10年に



雅映さんの祖父、
実蔵さんが創業した
石本自転車。以来、
97年、父親の孝さん、
そして雅映さんの3代にわたって
地域に根差した自転車屋さんを
営んできました。そんな雅映さんは、
4年前に猛勉強の末、
車椅子修理の資格を取得。
自転車屋さんと並行して
車椅子の修理を始めたのですが、
そこにはある思いが…。
◆特別養護老人ホームにいてはった人が、
車椅子もやったらどうやねんとい
う形でね、
それでやり始めました。
◆部屋に寝たきりのお母さんとか、お父さんとか、
それでも窓から見てて、
あの道を歩きたいなとか、
朝早くにちょっと歩きたいなって、
風に当たりたいなというときに
これで後ろから押してもうたら…。
◆利用者さんの足なんです。
だから、
何せ、修理とかいうのは
今までなかったんですけれども…。
◆高齢者の福祉施設を回ったときに、
雅映さんが見た現実。
それは
費用がかかるため、修理されずに

放置された
大量の車椅子でした。
◆これを簡単にやれば、
直るもんやというものでも…。
◆そうなんですよ。もう置いてあるんです。
◆置きっ放しになってるんやね。
◆車椅子の墓場になっちゃって、
それを乗れるようにしてくれへん
かという
依頼が殺到しているんですよ。
◆メカニック的に自転車屋さんが修理するのは難しいんですか。
◆いや、
自転車のほうが難しいんです。◆うわっ!
◆正直、言うて。
我々が出向いて、
そこに出張修理することによって、
車椅子を1台ごとメーカーに送る、
そこに送料がつきますよね。
往復1万2000円ぐらいするんですよ。
1台で。
我々が出張修理することによって
5000円で済むというね、
その辺のコストダウンにもなります。
◆ご主人がね、車椅子をどうして
も自転車、
こういう言うたら
安全整備士の
勉強までされて
取ったという、
そこには一体、何があるんですか。

◆やっぱりね…。◆ここで問題!
◆ということで、車椅子の整備と
いうのが
割と自転車よりは簡単というのは、なぜかというと、
車輪が自転車の場合は
前、後ろ、ありますわね。
その動きが
違うんですよ、前と後ろが。
ブレーキがかかったりとか、
前と後ろが。
これは横1つですから、動きは全
く一緒ですから、
メカニック的にはそんなに難しくないらしいんですね。
老人ホームなんかでいろいろ
壊れたままほったらかしてあるものを
こういうのを直すというのも、
理由の一つですよ。
でも、本当にもう一つね、大きな
理由があるんですよね。
整備資格を取得した
雅映さんの大きな理由、さあ、それは一体何でしょうかと
いうのが問題でございます。
◆は~い。
◆八木さん行きましょう。
◆正夢を見られたんじゃないですか?
自分がこういう車椅子の修理をし
ているという
正夢を見られたんですね。
◆きょうは老人の日ということもありまして。
◆敬老の日。