速くできなくない？＞＞不安要素としたらタイム？
＞＞はい。
＞＞スピードを速くすると、その
分、
正確性が失われてしまう。
そのギャップの調整に手間取って
いました。
＞＞何これ。
＞＞タイム、
タイム。



待って。
＞＞互いに意見を交わしながら調
整を続ける２人。
果たして結果はどうなるのでしょ
うか。
今月９日、
迎えた全国大会の日。
戦いの舞台は、
石川県金沢市。
そこへやって来たロボットＴＫＴ
の２人ですが、さくや君はマスク
姿。
＞＞熱が４０度あって。
＞＞いつから？
＞＞きのうから。
今は３９とか８とか。
＞＞大丈夫？かぜ？＞＞はい。
＞＞医者には夏かぜと診断された
という、さくや君。
高熱と闘いながらも、
本人たっての希望で出場することに。
世界への切符を手に入れるべく、
全国から計１３０チームが集いま
した。
ルールは簡単。
コース内の赤、
黄、
緑、青のブロックを、
それぞれ色分けされたエリアに運びながら、ゴールまでのタイムを
競うというもの。

しかし。
＞＞サプライズルールの説明をし
ます。
せーの。
コースは変わりません。
白いものが入ります。
＞＞やっかいなのは、当日、
会場で発表される、このサプライ
ズルール。
今回のサプライズルールでは、
新たに１つ、
白のブロックが追加。
なんらかの方法で白のブロックをゴールまで運ぶことができれば、
得点が加算され、
すべての課題をクリアすれば、
合計１９０点を獲得できます。
＞＞スタートです。
＞＞早く、
早く。
＞＞急げ、急げ。
＞＞まずはロボットを組み立てる
作業から。
しかし、
さくや君は発熱のため、なかなか
うまく組み立てることができませ
ん。
＞＞これやったら休んでいいから、あした。
あした学校休んでいいからさ、頑
張って。
＞＞体調不良のパートナー、

さくや君を気遣いながら作業を進めていく翔太君。
２人を悩ませていたのは、今回、
新たに追加された白ブロック。
＞＞白、
反応しいひんやん。白何色なん？
なぁ。
＞＞満点を取るためには、
この白のブロックをどうにかして
ゴールまで運ばなければなりませ
ん。
＞＞赤とか以外、全部白にする？そしたらさ、
読めるやん。
＞＞２人はこのサプライズルールに挑むべく、ある作戦を考えまし
た。
その作戦とは、
白のブロックをいったんはじいて、
先にほかの色のブロックを運び、
最後に残った白のブロックを、
ゴールに運び込む作戦です。
＞＞行こう。
しんどい？もうちょっとやから、あと１、３
時間ぐらい。
もうちょっと。
＞＞そして迎えた本番１回目。
まずは課題の白ブロックをはじき、
順調な滑り出し。
しかし、
赤ゾーンにはじきいれるはずの赤
ブロックを巻き込んでしまいます。
＞＞あー、