紹介するのは世界でも類を見ない→
原因不明の体質を持った→
幼い兄弟のお話です。
一体
 この兄弟の体に何が起こっているのでしょうか。
<パキスタン南西部の都市
クエッタ>
<その郊外に
暮らしているのが…>
<友達に交じり


元気に走り回っている兄弟>
<ところが…>
<すると…>
(ショエイブ) 
うっ… うぅ あ…。
<兄
 ショエイブが急に倒れ苦しみ始めた>
<父
 ハシームが慌ててショエイブを抱え→
家の中へと運ぶ>
<そして 立て続けに…>
<これは一体…>
<なんと この兄弟は…>
<しゃべることさえ
ままならなくなる>
<だが
 不思議なことに日が昇るや否や→
兄弟は何事もなかったかのように
布団から起き上がって来た>
<そう
 こんな…>
<…という
 ミステリアスな病にかかっているのだ>
<この病気…>
<そして…>
<怖くなった父親は…>
<それでも…>
<来る夜も来る夜も
2人は固まり続ける>
<そんなある日…>


<ショエイブとラシードのことがニュースで紹介されたのだ>
<取り上げたのは
 彼…>
(イルファン
の声) 兄弟に…。
…という
ニックネームを付けました。
<すると…>
<パキスタンで最も著名な医師の一人…>
<…の目に留まった>
<すぐに教授は…>
<…するよう指示>

<環境に原因があるのではと考えたのだが 特に…>
<さらに兄弟を
首都 イスラマバードにある…>
<…に呼び寄せ→
全身の検査を行わせるが→
これまた
 異常を見つけることはできなかった>
<村に帰った後も
一向に治る気配がない>
<日が暮れると
毎晩 固まり続ける>
<看病する父親の体力も精神力も
限界に近づいていた>
<そして…>
<今度こそ この病気の原因が判明することを願って→
兄弟は
 父 ハシームと共に空港へ向かった>
(ショエイブ) 

寄っ掛かるなよ。(ラシード) いいじゃんよ。
(ショエイブ) 
寄っ掛かるなって。
<初めての飛行機に
はしゃぐ兄弟>
<だが
 目的地に到着した頃には→
すでに日が傾き始めていた>
<そして ホテルへ着いた頃には→
兄弟の体は
完全に動かなくなってしまった>
<父
 ハシームは動かなくなった2人の口を→
力ずくで開き
 水を飲ませ→
そして→
夜通し 神に祈り続けた>
<翌朝…>
(アクラム) やぁ よく来たね。(ショエイブ:ラシード) こんにちは。
<そして
アクラム教授指示の下…>

ニュースで紹介されたことで…>
<何人もの医師が代わる代わる
兄弟を診察する>
<内臓の…>
<そして 体中にセンサーを取り付けての…>
(ラシード) 
ヤダ ヤダ!
<兄弟を