2018/09/19(水) 00:40〜01:30 NHKスペシャル▽人工知能 天使か悪魔か2018未来がわかる その時あなたは[字][再]
翌朝 ピークを迎えるという予報だった。
しかし知りたいのは 住民避難が
必要なほどの事態が起きるのか。
起きるとしたら それは何時かだ。
今年から 姶良市では人工知能を使った→
ウェザーニューズ社の
気象予測情報を得ていた。
気象庁の予報は
鹿児島県本土を大きく二分し→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩地方と大隅地方に
分けて出される。
一方
人工知能の予報は 市町村ごとだ。
しかも
10分ごとに予測は更新される。
午後4時。
台風は北上を続け→
最も接近するまで→
16時間に迫っていた。
市長をはじめ 市の幹部が集まり
対策が議論された。
(湯元)2つを決めとかないと→
いけないんじゃないかなって思います。
この時の人工知能の予測。
6時間後の夜10時から雨が強くなり→
翌朝の4時以降
更に激しくなると→
時間帯まで
はっきりと予測していた。
雨足が まだ強くない午後6時。
避難準備を発令した。
雨が強まるのは10時だが→
深夜の避難は高齢者には危険である。
先手を打って
日のあるうちの避難を呼びかけた。
大丈夫です 大丈夫です。
そして 迎えた 翌朝4時半。
人工知能の予測どおり
深夜からの雨が→
激しさを増していた。
台風は 鹿児島に接近。
雨雲が 次々と
襲来していた。
危機管理課に 心配していた報告が
相次いで届いていた。
土砂崩れである。
最も心配していた地域が姶良市の山あいにある→
蒲生町である。
ここは 火山灰の土壌で→
地盤が極めて緩い。
2年前にも土砂崩れで犠牲者を出していた。
人工知能の予測では このあとも
9時間 激しい雨が降り続く。
大規模な土砂崩れが起こる
危険があった。
庄村課長は決断した。
夜明けを待って 午前6時蒲生町に避難勧告が出された。
「鹿児島県姶良市は
午前6時に 蒲生町全域の→
3,172世帯 6,485人に
避難勧告を出しました」。
人工知能の予測に従い 先手先手の
決断を打ち出していく。
暴風雨に襲われてから 8時間。
人的な被害は出ていなかった。
午後5時
人工知能の予測のとおり→
雨がやみ始めた。
しかし[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩地方全体への→
気象庁の警報は まだ続いていた。
ここでも 決断を迫られた。
避難勧告を いつ解除するか。
長引かせると住民の生活に支障が出る。
ここでも頼りにしたのは
人工知能の予測だった。
予測によると 午後6時以降
もう強い雨は降らない。
午後5時30分 姶良市は 現場で
土砂崩れの危険が去った事を→
確認し 避難勧告を解除した。
これは 姶良市の実際の雨量。
人工知能の予測と比較してみる。
最も激しく降った時の雨の量は→
過小評価
していたものの→
雨が強まるタイミング
収まるタイミングは→
的中させていた。
ここ数年 豪雨 豪雪など→
自然災害による被害が
拡大している。
人工知能の天候予測は
世界規模で広がる→
自然災害への備えとなるだろうか。
世界的な気候変動は農業や漁業も翻弄している。
ここでも 助けとなるのが
人工知能である。
夏のこの時期 一番の稼ぎを
生むのが ミズダコだ。
しかし 最近の天候異変で