いる事だった。
何が運命を分けるのか。
大きな謎だった。
そこで研究チームは　人工知能に→
ＭＣＩとアルツハイマー病の患者２７５人の脳画像を学ばせた。
すると　人工知能は　アルツハイマー病に
進行しやすい人を決める場所が→
９か所ある事を発見した。
この９か所のアミロイドβのたまり具合のパターンの違いで→
アルツハイマー病に



進行するかどうか→
９０％近い精度で
予測できるようになった。
しかし　人間には
そのパターンの違いは理解できない。
アルツハイマー病　一歩手前の
ＭＣＩの患者が診察に訪れた。
しかし　医師は　この人工知能を→
実際の診療ではまだ使っていない。
２年以内に　アルツハイマー病に
進むと予測されても→
それを止める根本的な方法が
見つかっていないからだ。
悪い予測が出た場合
それを伝える事は→
今の時点では
患者を絶望させるだけだと→
医師は考えている。
しかし…。
もし　あなたが　ある日　突然→
「２年後にアルツハイマー病になる」と→
人工知能に言われたら…。
もし　あなたが　人工知能に→
「あなたには　心臓を移植しても
意味がない」と言われたら…。
今年６月　婚活支援サービスに
人工知能を導入する企業が現れた。
最適な伴侶探しに　人工知能の
未来予測を活用しようというのだ。
人工知能の判断材料は→

年収　身長　学歴などの条件ではない。
人工知能が解析するのは→
面談の際　結婚希望者がどんな結婚を望むか→
休日の過ごし方などについて
記した文章である。
文章の意味を解釈するのではない。
文章をバラバラに分解し→
使われている単語や接続詞　助詞→
使う順番などから人間には分からない→
その人　特有のパターンを
見つけ出す。
そして　過去　結婚に至った
１，６００組の男女が→
それぞれ
どんなパターンだったかを調べ→
それと　よく似たパターンの
組み合わせの男女を選び出すのだ。
結果として　それが
人生観や価値観のフィットする→
最適な結婚相手になるという。
この人工知能は　人物の隠れた特性を見抜けるとして→
ほかの企業でも
人事評価などに活用されている。
しかし　人工知能は
なぜ　その男女を選んだのか→
ここでも　やはり　理由は示さない。
間もなく　人工知能がすすめるカップルが→
初めて　誕生する予定である。
人工知能の進化とともに→
未来予測は　ますます精緻となり

世界を覆っていく。
未来が　未知のものでは
なくなっていく中で→
私たちの幸せの形は
いやおうなく変わっていくだろう。
皆さん　心の準備はいいですか？
♪♪～
電話　保留にしますけど
切らないで下さいね。
すぐ戻りますから。
♪♪～
川井さん　先生　呼んで。
（川井）はい。
♪♪～
（梓）ああ…　よかったぁ望月さん　戻ってきてくれて…。
（紗也子）すいません
ちょっと　体調不良で。
でも　ほんと　西川さんの
お産に間に合って　よかったです。
（勝敏）もう６時間以上
この状態なんですよ。
大丈夫なんですか？
（梓）ちょっと！
初産で　緊張すると
時間がかかったりするんです。
西川さん　ご夫婦で真面目だから。
ほら　ちょっと　肩の力抜きましょうか。　ねえ！
（由比）本人が言ってるんですか？
そのようです。お母様が聞いたそうです。
警察へは？