そしてさらに!
>>まっすぐ前向いて。
>>まっすぐ前向く。
あっ、何かある、五角形のもの。
え?
五角は合格に通ず。
ちょっとちょっとちょっと。
五角と合格がかかってる。
だじゃれ好きなんですか?
>>だじゃれ好き。
>>こちらは天満神社で人気の合格祈願。
考えたのはもちろん、宮司さん。
そして祈願のための絵馬も、
やっぱり五角。
>>あちらにもっと大きなのをね、
ほんまは作ろうと思った。
>>本当は大きなのを作ろうと思った?
>>そやけどお金がないから。
>>さらにさらに!
>>はい、見てください。
>>え?
>>縁結社と。
>>縁結び社と上のほうに書いて
ますね。
縁結社。ちょっと手を清める所。
ちょっと見てみよ。
あっ、あー。
鯉がいる。
>>見合いしとるでしょ。
>>雄と雌かな?
えー!
鯉をめで、
鯉を頂き、縁むすぶ。鯉と恋がかかってるんだ。
すごい。
これで縁結びや。
そしてユニークなのは、これだけ
ではありません。
毎年、10月の初めに行われる祭
りでは、
なんとおみこしを、神社のすぐ前
にあるため池に放り込んでしまう
んです。
そして、そこから氏子たちも次々
に飛び込み、
五穀豊じょうを願い、
ため池の中を練り歩くんです。
このなんとも豪快な儀式は、
毎年多くの見物客が訪れる、
稲美町の秋の風物詩。
いやー、
放り込まれるようになって、
道真公もびっくりしたでしょうね
?
>>びっくりしたやろな。
>>さまざまな御利益が頂ける天満神社も、
稲美町のいい所。
さあ、
続いて稲穂が美しい田んぼの脇を
歩いていると。
あら?
ここもまた、
なんか大きなすごい現代的な建物。
なんでしょう?これ、急に出てきたよ。
そこで正面に回ってみると。
あっ、
なんか書いてある。
いきなり現れたモダンな建物は、2016年にオープンしたカフェ、
ザ・ガーデン。
なんかこののどかーな稲美町に急に都会。
ここだけ神戸。
大きな窓からさんさんと光がさし
込む店内はとってもおしゃれ。
平日でも女性客を中心に、にぎわ
っているお店なんです。
なんでまた、
こちらにこんな大きなお店を?
>>オーナーが稲美町出身なので。
>>店長さんも稲美町?
>>いや、
僕はちょっと全然関係ないんです
けれども、今回、
お店をどうしてもはやらせたいと
思いまして、
家族で。
>>移住してきた?
懸けてますね。
>>いやもう、
人生懸けてます。
>>すごい。
とはいえ、
お店のある場所の周囲は田んぼと静かな住宅街。
およそ2年前のオープン時には、
お客さんが来るのか、不安もあっ
たそう。
しかし、
予想に反してお店は大繁盛。
店長さんが手がける料理が、
女性客のハートをがっちりとつか
んだのです。
>>お待たせしました。