◆よかったです。
◆これは昔ながらのプリンなんで
すか。
◆そう、プリンはそうなんですね。◆これも、もらっていいですか？
◆いいですよ。それももらいます。
うん、おいしい。
食べやすいですね、このプリンも。
甘ったるくないというかね。

◆そうですね。添加物を使ってないから、赤ちゃ
んがすとんと食べちゃう。
◆それはバターケーキの、
ちょっと崩れ…。
上部に、
かたいめのケーキ。
バタークリームのケーキ。
◆ああ、おいしい、これも。
◆ドイツ菓子の基本的な。食べたことありますわ。
僕、初めてかなと思うたら。
お父さん、
二代目さんが跡を継いでくれて、


うれしいですね。
◆うれしいです。
◆独立したかいがありますね。◆そう…。
早く引退したいんだけど、もうち
ょっとおってくれって。
◆やっぱりお父さんがおってくれ
たほうがいいんですか。
◆いえいえ。いつまで使うねんて、怒られるんで。
◆お父さん、お幾つですか。◆８１。
◆８１？
ということは、まだまだ今の８１
は元気ですから。
◆青年なんですよ。
◆青年です。
お父さん、
あと２０年は働いてもらわないと
あきませんわ。
◆いや、オリンピックまでで結構
です。
◆言うてるまですよ、オリンピッ
クは。
◆Ｖ３カープやって。
あっ、
出た～！
これはなかなか
関西では限りなく珍しい店ではな
いでしょうか。
カープファンの方はご存じなんか
なあ。
今年も強いですよ。

こんにちは。
関西テレビの「よ～いドン！」と
いう番組なんですけれども、
お邪魔させてもらってもいいです
か。
◆どうぞ。
◆すいません。
いやあ、
またこれ
カープファンのもちろんお店とい
うことですよね、
◆そうですね。
◆何でまたカープの？
◆カープのファンなんですけども。
意外と関西って
カープのファンが多いんですよ。
会社とか、
学校では阪神のファン言うてるん
ですよ。
◆隠れカープファン。
◆そう。
◆そういうことですね。
隠れていたわけですか？
◆僕は、もともと広島じゃなかっ
た。
◆もともとはどちらですか？
◆もともと阪急。
◆もともと阪急で、野球好きや。
阪急ファンは。
阪急ファンが

なぜ広島のファンに。
◆阪急がなくなって、
野球は好きでしたから、ずっと見てたんですよ。
東京におったんですよ、ずっと。
１５年ぐらい。
そのときに、
百貨店でちょっと責任者をやってて、
ちょっと行き詰まってそのときに
カープの球団の歴史を知って、何にもないところから
球団をつくって、まさに俺の人生
やないかいと。
僕も何もない、お金もないし、
人脈もないしね、
何にもないとこ、
カープと重なってね。カープも
ファンになったんです。
◆自分の人生と重なり合ったわけですか。
◆そうですね。
何もないんですよ。
何もない状態で人を使ったりして