≫納豆は毎日召し上がるのね樹木≫ここんとこ切れてたから
≫あッ、そうか
私、その明太子、半分いただこう
安住≫はい、どうぞ
先どうぞ
≫おいしい、これ!
安住≫おいしいですか?
≫明太子と九条葱
安住≫そこに胡麻油をかけてるんですね
樹木≫ふ~ん
安住≫お米どうですか?それぞれ樹木≫ああ、いいです
≫おかしい
≫違いはない
≫ああ、おかしい
≫そういうことよね
≫そして、毎日仕入れるという
長崎産ののどぐろは?
≫おいしい!脂がのって
安住≫おいしいですよ
樹木≫自分ちでね…
安住≫ちょっと、ちょっと…
ちょっと、これを
ちゃんと見せなさい
樹木≫ほぐして…いいのいいの
私んちのだから、これ
もう見ないで
≫ああ~おかしい
≫どこまでも自由な樹木さん
そして、話題は今回の映画での共演について
安住≫今回、映画では
お二人は親友役友達ということですけども…
≫監督さんが、ある日
樹木希林さんが
そのように望まれているので
っていうお話があって
で、嬉しく受けました
樹木≫すごい最後の一番大事な役どころで
安住≫ちょっと待ってください
安住≫やはりかなり独特な映画の作り方で
長い時間、撮影するんだけれども
安住≫ええ~
≫希林さんのお孫さんのね
伽羅さんも
とってもいいですよ
樹木≫いやいやすごく頑張ったし
雨の中、寒い中、大幅にカット
安住≫はあ~
≫けれども、全体を見てね
爽やかに、ストレートに、簡潔に
主題が浮き上がっていましたので
よかったです
≫ずいぶん苦労した
映画だったようですね
と、ここで…
樹木≫じゃあ、もう今、みんな誰ももうあと食べないから
残ったの少しあるでしょ?
≫はい
≫はい、かしこまりました
安住≫そういうことできるんですか?
安住≫そうですか、よかった
≫アハッ、樹木さんったらホント自由ですね
安住≫さて、続いては車で20分
港区赤坂一ツ木通りにやってきました
樹木≫懐かしい
安住≫今回は映画、樹木さんはあんこ作りの名人ということで
こちらの「松月」というお店で
どら焼きをいただきたいと思います
樹木≫ありがとうございます
≫やってきたのは
大正6年創業
赤坂の老舗和菓子店「松月」
≫やっぱり、これかな柏餅
≫柏餅、こしあん、みそあんつぶあんとございます
樹木≫もちろん、つぶあんで
≫私も、つぶあんそれとね、みたらし一本、辛と甘
≫かしこまりました
≫お赤飯もちゃんとあるんだ
お赤飯も、おいしいのと
いろいろあるけどね
安住≫はい
ちょっといいですか?
安住≫私も店先で今…
≫嫌だどら焼き頼まなかった
≫どうぞ、食べて
樹木≫安住さんが、一つどら焼きを頼んで
全部どうせ食べないから
かけらをちょっと、ちょうだい
安住≫ああ、そうですか?
樹木≫それぐらいでちょうど味はわかるから
で、お茶をいただこう
安住≫いや、ちょっと…
こちらは、あの
赤坂でお土産というと
大体、生どら焼きってのが
人気なんです
≫ああ、そうなの
樹木≫どういうことですか?
≫どら焼きの中に
生クリームを入れて
冷やしてございます