してるんだと思ってた
≫樹木さん、４０男たちの
本音にぐいぐい迫ります
樹木≫女の人って
どういう人が好きなの？
安住≫私ですか？女の人ですか？
女の人どうなんですかね
ある程度理解してくれたら
ってことですけど…
≫でも今、話聞いてると
ある程度の理解が結構多くないと…
樹木≫どさくさに紛れて
ああ～そうですか？っていう
これじゃなきゃできないのよ
よく考えてたら、全然できないと私は思うんですけども
樹木≫このばあさんはですね
なんで結婚したかというと
たまたま自分自身がこう
世の中に飽きちゃってて
ちょうどいい塩梅に
めちゃくちゃな人間と出会ったっていう
これもまあ、縁だろうと
思うんですよね
女の人ができるたんびに
別れようか？っていうんだけども
いや、そのつもりはない
って言うんだよね
安住≫希林さんのほうから
別れようか？と
樹木≫そうそうそう
そのつもりはないの…
そんな具合で、そちらの利益が
あんまり…いやでなければ
私の方は、こういう人が
一人くらいいないと
重石にならないなと
思ったわけ
私自身の人生の…
≫深いなあ
安住≫自分の重石に？
樹木≫自分の重石に
もし、そちらがいやならね
いいですよ、つってんの
あなたが
私の重石になるのが
めんどくさいなら
いいんですよっていうけど
そうでもなさそうなのね
結婚したのは４４～４５年前だけども
安住≫じゃあもう間もなく
あと６年で金婚式ですね
樹木≫なんかそんなですね
安住≫樹木さん体の方はよさそうですね
樹木≫いや、悪いんですよ
安住≫笑っていいんですか？どこまで笑っていいんですか？
樹木≫がんのほうはね大変な
技術だから治療できるんですけど
一番持ってるのが
ぜんそくなんですね
だから風邪ひいちゃうと
深くいっちゃうんですよ
それで深くいっちゃったら
抜けないのしぶとくて
安住≫がんは放射線で
散らしてるんですか？
樹木≫散らしてるんじゃなくて
消滅
ピンポイントで
安住≫ピンポイントで
あの、漠然と当てると
もう一回っきり
当てられないですからね
それだともう今頃いないんですけど
いい具合にそういう
出会いがありましたから
それで、おかげさまで
今、持ってるんですけどね
安住≫はあ、そうですか…
樹木≫ただ、咳のほうがね…
安住≫ぜんそくのほうが
体力を奪われると
樹木≫もう夜、咳して起きてさ
寝汗かいて…
だめですね
その、養生ができなくて…
安住≫そうですか…
どうですか？気持ちは
ポキっと折れるようなとき
ありませんか？大丈夫ですか？
樹木≫夜中の
苦しいのをね考えると
このまんまでもいいかな～
って思うときもある
でもそれは自分の気持ちが
折れてる、とかってんじゃなくて
もう
これでもいいかな～っていう感じ
安住≫たぶん樹木さんは
絶対人前に出ること…
たくさんの人を