2018/09/22(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「#112 宇都宮」[解][字]


住んでいたんです。
宇都宮城のヘンなところは
これだけではないんです。
更に 城下町の方へ進みます。

あぁ~。
いい道ですね これはね。
この坂なんですけども…
たぬき坂?
おっ 上りました。はい。
ほぼ頂上… あれ?


上って ずっと ちょっと…
そこまで ちょっと
行ってみましょうか。
結構な高さを上ったと
思うんですけど。
どうなってるんですかね?
おぉ~!
ご覧になれますか?
こんな具合かなと思うんですが。
ポイントは 一つ
こういう高さの違いがあって→
次に また こんな具合に
高さの違いがあって→
こういう感じですよね。
そうすると…。
ねこ坂を…。
そうすると…
はい。
ふ~ん。
はい。
(笑い声)
そうですね~。
…じゃ ちょっと歌いづらいですけどね。
あんまりヒットしないかも
しれないですね。
あ~ ヒットしないですね。
いくら…
町の人がお殿様を見下ろす
不思議な町。
なぜ 世にも不思議な

「城上町」がつくられたのか?
その理由は
町の成り立ちにあります。
もともと
宇都宮の町があったのは→
城の東側でした。
ところが江戸時代に入ると城と町が大幅に拡張されました。
このため それまで 城の上の
あまり使われていなかった→
西側にまで開発が進んだんです。
かなり無理をしてまで町を広げた事→
実は これが
宇都宮が江戸に欠かせない事と→
深い関係があるんです。
一体どういう事なのか?
やって来たのは
城上町の西の端です。
交差点に出ました。
この道が…
この道が?
はい。
重要な道だと思うんですが。
これが…
江戸から来て。
ここに こう来るわけですね。
そうです そうです。
そのとおりなんです。
タモリさんが見つけた この道→
江戸と日光をつなぐ…
日光と言うと…

家康ですね。
ですから…
そのとおりなんです。
将軍が 東照宮へお参りに行く
「日光社参」は→
将軍家の権威を示す
大事なイベントでした。
宇都宮は 日光に向かう
将軍の大行列が最後に泊まる→
関東有数の宿場町だったんです。
え~!?
13万…。
はい。 移動のための…
そんなイメージだと思います。
え~!
(笑い声)
ですから…
そうか…
その時は…
そのとおりなんです。
そうなんです!
最初にタモリさんが見つけた
宇都宮城のヘンなところも→
日光社参と関係がありました。
城主が二の丸に住んでいたのは→
本丸に 将軍が泊まる御殿が
あったからなんです。
将軍と 13万人のお供。
宇都宮は 江戸からの大事なお客様を迎え入れる→
大切な場所だったんですねぇ。